皆さんこんにちは!
カフェトーク講師のMakikoです。
いつもレッスンを受講いただき、ありがとうございます。
カフェトークでは基本的な発声技術に加え、ドイツ語の発音法を教えています。
よりみなさんに声楽やドイツ作品を身近に感じていただくため、こちらのコラムでは声楽、ドイツ作品にまつわるお話をしています。
今回のテーマは「ドイツ語の発音」です。
皆さん、ドイツ語で歌う際にはどんなことに注意していますか?
日本語にはない音がたくさんあるので、間違えなく読めるようにするだけでも一苦労ですよね。
正しい発音に加え、発音がきれいになることで、格段に演奏のクオリティを上げることができます。
今回はドイツ語の楽曲を歌うときに気をつけること3選〜発音編〜をご紹介したいと思います。
①アクセントの位置をチェック
まずはアクセントがそれぞれの単語のどこについているか、辞書などで確認しましょう。
例えば音節が二つある単語を発音する際、両方ともアクセントがついてしまうと平べったい発音になってしまいます。
歌う時にもアクセント通りに歌えるように心がけましょう。
アクセントのついてない箇所は、アクセントと同じ重みで歌わないように、音量を少し小さくするように意識してみましょう。
②子音のあとに余計な母音をつけていないか
日本語は子音と母音がセットになって一つの音節になっていることがほとんどです。(例:k+a=か、s+a=さ)それに比べてドイツ語は母音の前に子音がいくつかついている単語がたくさんあります。(例: Straße→aの前にsとtの子音がついている)
それゆえに難しいのですが、発音するときに、子音と子音の間に母音を言ってしまっていませんか?
例えばTraumという単語を発語する時に、tの後にoの母音がわずかについてしまうといわゆる「日本語っぽいドイツ語」に聞こえてしまいやすいのです。
子音と子音の間に母音を入れないように気をつけましょう。
③開口母音と閉口母音が区別できているか
ドイツ語には開口母音と閉口母音があります。この二つを明確に区別しましょう。
さらに
・開口母音=広く、短く
・閉口母音=狭く、長く
この2点を注意してみましょう。
開口母音と閉口母音は辞書にも記載してあります。発音を調べるときに、常に確認する習慣をつけましょう。
いかがでしたか?
このように既にドイツ語の知識がある方に向けたドイツ語歌唱のレッスンはもちろん、初めてドイツ語で歌う初心者さん向けのレッスンも行っています!
基本の読み方、発音のポイントや歌詞の解説もいたします。
憧れのドイツ歌曲を一緒に勉強しませんか?
皆さんのリクエストをお待ちしています!
また重ねてのお知らせになりますが、7/27(土)14:00〜雑司ヶ谷音楽堂にて、ドイツ語を始めとする歌曲をテーマとしたコンサート「Liedmatinee」を行います!
みなさんに実際にドイツリートを聴いていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ皆様のお越しをお待ちしております♪
詳細は6月28日のコラムをご参照ください。
それでは、次回のコラムをお楽しみに!
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