教師としてレッスンを教えている中で、
前置詞は、意外と英語学習者の中では使われていないように感じています。
この文は、文法的には正しいのですが、
関係代名詞という文法を使っているせいか文が複雑化しています。
関係代名詞を含む文を頭の中で組み立てようとすると、
かなり複雑なので、脳が疲労を起こします。
関係代名詞の使用頻度が少なければいいのですが、何度も使っていると本当に脳が疲れます。
よくわからなくなって、作文自体をあきらめることもあります。
「これは英語にできません!」と。
それよりも、あきらめずにもっと脳にやさしい、省エネで、気持ちが伝わるそんな文を作りませんか。
それが、前置詞を使った文です。
前置詞を使った文に言い換えます。すると…
My friend from Osaka will visit me next week.
と言って何か意味が失われたこともありません。
前置詞に変えて、シンプルに伝えることができるのです。
それぞれ関係代名詞の文、前置詞の文を言いますので 聞き比べてみましょう。
b. Tomatoes from the farmer’s market were delicious.
b. The plant from my friend grew.
関係代名詞の文をどうして考えてしまうのか。
そもそも、どうして日本語が母国語の私たちは、
英語の文を考える時、主語+動詞の節がある関係代名詞を
よく思いついてしまうのでしょうか。
これは、日本語の文が、関係代名詞と構造の似ている
主語+動詞の節がある文を好んで使うからだと、
私は考えています。
海外の日本研究者 ジェイ・ルービンの言葉を借りると、
言語というのは、どの言語も、何でも表現できます。
ただ、その言語を持つ国の文化や価値観によって、
こういう言い方の方がいいよね、という好みがあります。
日本語では、関係代名詞と構造の似ている
主語+動詞の節がある文を好んで使うところを、
英語では同じ内容を伝える時、好んで前置詞+名詞を使うように感じます。
(ちなみに関係代名詞はまた別の場面で好んで使われます。
そのお話はまたいつか話したいと思います。)
言葉から言葉の直訳が通じないことはないけれど、
自然でないというのはこういう各言語の文法の使用頻度や好みによります。
▶閑話休題
日本語の文があってそれを英作文にする時、
関係代名詞を使おうかなと思ったら、
それを、前置詞で言い換え
ることができなかいか考えてみてください。
おひとりで、関係代名詞から前置詞に文を変えるのが難しいと感じる方は、
私の英語レッスンで一緒に文を変えるトレーニングすることができますので、
お気軽にレッスンをお申込みください。
きっと脳にやさしく、省エネで、気持ちを伝わる文が見つかると思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
皆さんの一日が言葉と文化でちょっと素敵になりますように。