英語をたくさん聴いたり読んだりすると、話すや書くができるようになるということです。
◆言語習得方法は、大人も子供も同じ◆
子供の言語習得を見ると、この理論が正しいとわかります。
赤ちゃんの時、全く何も話せなかったのに、急に何か言い出したかと思うと、マンマという単語だったりします。
単語をつなげて文を作ることもできるようになります。
子供は言語レッスンを受けていません。どうして勝手に話せるようになるのでしょうか。
子供は生まれた時からインプットを続けているからです。
周りの大人の話す言語を聞き、言葉を脳に情報として記憶していきます。
そしてある程度言葉が溜まってきたら、それを発するようになります。
私たちは皆、子供の時にたくさんのインプットで言語を習得してきました。
◆大人になって、アウトプット学習ばかりしていませんか。◆
ところが、大人になって英語を学ぶ時、アウトプットから始めてませんか。
ーーーーーーこんな経験ありませんか。ーーーーーーー
・言いたいことはある。でも英語でどういうんだろう。頭の中に表現が英語で浮かんでこない。
・言いたいことがあって、辞書を調べたらいくつか表現があった。どれを使えばいいかわからないと迷ってしまう。
・先生にレッスンで間違いを注意されたけど、そんな発想ないよと思った。
これらはすべてインプットが十分でないという証拠です。
決まった時間に机に向かって、英語の文法書や参考書を見て、英語を学ぶ。
毎週、決まった時間に英語レッスンを取る。
こういった勉強だけでは、インプットとは言えません。
子供が言語を習得するように、生活の中に習得したい言語を増やして行くことがインプットです。
例えば…
・xやinstagramの投稿で、英語で書いているものを読む。
・携帯電話やパソコンの言語設定を英語にする。
・英語のポッドキャストを聞く。
・Youtubeで見たい動画を英語で探す。
・読みたい本を、英語で読む。
・商品のパッケージ、構内の看板など英語表記を見たら、読む。
その場で読めないなら写真を撮って、家に帰って読む。
日常の行動にたくさんの英語を入れていくと、
英語を聞いたり読んだりする時間が増えていきます。

「そんなにたくさんの英語を聞いたり読んだりしても覚えられないんじゃないの?」
聞いたり読んだりした英語は、その場ですべて覚える必要はありません。
私たちの脳は、私たちが意識しないところで、24時間止まることなく英語を吸収しています。
私たちが英語を聞いたり読んだりしてわからないと思っても、脳はその経験を記憶としてとどめていきます。
後になって、わからないと思ったことと関連ある出来事があると、脳はその記憶を呼び戻してくれます。
日常の中で英語をたくさん触れることを、準備運動と呼ぶのもいいでしょう。
英語を話す、書くという本番が来るまでに、脳は英語に関するデータを集める必要があります。
24時間365日ずっと働き続ける脳がたくさん英語を吸収するように仕掛けを作っておくことも学習です。
日常の中にたくさん英語を取り入れて、脳がその情報を処理して、
私たちが英語をわかったと体感できるまで、あきらめずにインプットを続けましょう。
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