悲しい時はここぞばかりに音楽性に活かす

Kana K

こんにちは、
かなでピアノスクールのカナです^^
悲しい時は、
ここぞばかりに芸術感性に活かす。
音大の時の教授に、
ショパンのワルツやバラードを弾くとき、
「練習とは別に恋愛してこい」
と言われたことがあります。
恋愛し、
失恋した経験をしたか、
しないかで、
音楽の聞き方が変わることが多いのと同じで、
演奏もそうなる。
そのころは若く、
嬉しい経験や、
フレッシュな経験、
いやな経験はあっても、
心から心底悲しむ経験は、
まだしていませんでした。
30歳の頃、
大好きな祖母が植物状態になったとき、
ベートーヴェンのの聞こえ方が劇的に変わったのを覚えてます。かるい失恋ではあまりクラシックを聞かないし、好きなモダン音楽を聴いて自分に酔いしれた利する経験をした人も多いかと思います。しかし、愛する人の死など深く悲しい時はクラシックの大曲なんかがグサっときます。まさにどちらも非日常的。

その経験がないと、
この音楽をそういうふうに感じられない、
という感覚は、
深い悲しみによって、
音楽性を目覚めさせる。
歳を取れば取るほど、
深い悲しみや、
絶望感など、
経験したことのない悲しい気持ちになる時があります。
失恋した時なんかは、
即座に音楽の感じ方に活かしている(笑泣)
悲しさを、
悲しいだけで流さず、
生かす。
即座に楽譜に書き込む。
悲しい時も変に「ラッキー今季だけの感情!」とか捉えられる時もあります^^
別に悲しい部分だけが音楽性に活かしやすいと言ってるわけじゃないけど、感動する音楽ってのは起承転結の中で闇の部分をどう表現できるかは大事です。
聞こえ方が変わると、
弾き方も変わってくる。
そうして、
深い音楽が生まれていくのかもしれません。
かなでピアノスクール
https://kana-piano-school.site/

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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