カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「選択肢が多いと行動に移せない」のお話です。
先日、本を読んでいたら、面白い実験について触れていた箇所があったので、お話ししてみたいなと思います。
私、結構こうやって実験結果を読んだりするのが好きで、以前にも赤ちゃんを2グループに分けた実験についてお話ししたことがあります。
一方はしっかりとアイコンタクトを取りながらお世話をするグループ、もう一方は生きるための最低限のお世話だけで一切コミュニケーションを取らないグループ。
後者の赤ちゃんたちは、早い段階で亡くなってしまったという残酷な結果でした。
また、大学時代の心理学の授業では、刑務所の看守と囚人の役割を演じさせるスタンフォード大学の有名な実験についてプレゼンしたこともあります。
その実験では、役割にのめり込んだ看守役の人たちが暴力を振るうようになり、危険と判断され途中で実験が中止されたそうです。
そして今日は「ジャム実験」について。
アメリカの心理学者が1990年代後半に行ったもので、スーパーマーケットの試食ブースにて、6種類のジャムを並べた場合と24種類を並べた場合の購入率を比べたものです。
結果、6種類を用意した場合の方が購入率が高く、約30%の人が購入したのに対し、24種類を並べた場合はわずか3%しか購入しなかったそうです。
たくさん選択肢があると、私たちは自分にとってベストなものを選びやすいように思えますが、実際には選択に疲れてしまい、結局行動に移せないということが起きるのです。
自分でも経験ありますよね。選べない、迷う、結果何も買わない。
選択肢をあえて減らすこと、本当に必要なものを絞ることが大事かもしれません。
例えば「今年やりたいこと」を100個リストアップするのもいいですが、逆に迷ってしまうことも。
それよりは、「2025年に本当にしたいことを5つだけ書き出す」など、選択肢を絞ると行動に移しやすくなります。
私も改めて、選択肢を減らすことを意識していきたいと思いました。
ぜひ皆さんも、この「ジャム実験」の結果を思い出して、自分が選択肢に疲れていないか、行動に移せているか、振り返ってみてくださいね。
今日は「選択肢が多いと行動に移せない」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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