福島県の高校入試を目指して勉強している中学生や、そのサポートをされている保護者の方へ。
今回は、国語の「記述式問題」に焦点を当てて、点を取りやすくする書き方のコツをじっくりご紹介していきます。
こんなふうに感じたことはありませんか?
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回答を書いても、なかなか点数に結びつかない
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どうまとめればいいのかわからない
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模範解答と比べて、自分の答えがズレている気がする
記述式問題は、選択肢よりも難しく感じがちですが、実はポイントを押さえて書けば安定して得点できる分野でもあります。
この記事では、
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記述問題の出題傾向
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やってしまいがちなミスとその対策
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採点者に伝わる書き方のルール
をお伝えします。ぜひ、勉強に役立ててくださいね!
◆ 福島県の国語入試、記述はこう出る!
まず、福島県の高校入試・国語の出題スタイルを押さえておきましょう。
出題は大きく分けて4つのジャンルに分類されます。
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説明文(評論文)
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文学的文章(物語・小説)
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古文
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実用文や作文など
このうち、説明文と文学的文章の中で記述式の設問が必ず出題されます。文字数は20~60字程度の短めのものが中心です。
設問では、
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「なぜそう考えられるか」
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「登場人物の気持ちを説明しなさい」
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「どんな工夫が見られるか」
といった問いが多く、本文の内容を正確に読み取って、自分の言葉で表現する力が求められます。
◆ 記述問題で得点できない人がやりがちなこと
記述式の問題で点数が伸びない人には、共通する落とし穴があります。以下のような回答パターンには注意が必要です。
❌ 自分の感想になってしまっている
「〜と思いました」「〜に感動しました」といった、感想になっているものは減点の対象です。問われているのは本文に基づいた説明です。
❌ 想像で書いてしまう
本文に書かれていないことを想像して書いてしまうと、正答にはなりません。あくまで本文の情報をもとに答えるのが基本です。
❌ キーワードを使っていない
本文中の大切な語句を使わずに書いてしまうと、読み取れていないと判断されてしまいます。重要な言葉は、答えにしっかり含めることが大切です。
◆ 点を取れる!記述の書き方5つのステップ
記述で得点を伸ばすには、「正しく読む力」と「伝わる書き方」の両方が必要です。
ここでは、点が取れるようになるためのコツを5つに分けて解説します。
【1】設問の意図を読み取る
まず大切なのは、「何を答えなければいけないのか」を正確に理解すること。
設問のキーワードに注目してみましょう。
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「なぜ」= 理由を説明する
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「どのように」= 方法や様子を答える
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「気持ち」= 心情や感情を答える
?? アドバイス:設問の中で大事な言葉には線を引いて、質問の種類をはっきりさせよう!
【2】答えのヒントは必ず本文の中にある
記述問題に正解するには、本文の内容を根拠にすることが必須です。
自分の意見ではなく、
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登場人物の行動やセリフ
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説明文中の具体例や対比
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筆者の主張部分
といった場所からヒントを探して、答えを組み立てましょう。
?? アドバイス:本文の中に「これは関係ありそう」と思った箇所には印をつけておくと◎
【3】「型」にあてはめて書くと書きやすくなる
自由に文章をつくろうとすると難しいと感じる人が多いです。
そこでオススメなのが、「決まった型」に沿って書く方法。
たとえば、理由を聞かれているなら、
「〜だから」「〜のため」といった接続語を使ってみる。
登場人物の気持ちなら、
「〜という出来事から、〜と感じた」と構成すると自然な流れに。
?? アドバイス:よく使うパターンをノートにまとめて、練習しておこう!
【4】本文の語句を使うと説得力がアップ!
記述の得点が高くなる人の特徴は、本文のキーワードを上手に取り入れていることです。
たとえば、
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「目的」「変化」「工夫」「心情」など、本文のテーマにつながる言葉
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主人公の気持ちを表す表現(不安・期待・驚きなど)
こうした語句が文中に入っていると、読み取る力があると評価されます。
?? アドバイス:「本文の表現を1つ以上入れる」というルールを自分に課すのもオススメ!
【5】見直しでミスを減らそう
せっかく書いた記述も、ちょっとしたミスで減点されるのはもったいない!
見直しのポイントは3つです。
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字数の上限をオーバーしていないか?
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設問にしっかり答えているか?
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文として読みやすい構成になっているか?
?? アドバイス:書いた答えを声に出して読むと、不自然なところに気づきやすくなります!
◆ 記述力を高めるトレーニング法
記述力は、少しずつ練習を重ねることで確実に伸びていきます。おすすめの練習方法はこちら!
● 毎日1問だけ、短く書く練習
問題集や過去問から1問選んで、30字~50字でまとめるトレーニングを続けてみましょう。
「書く → 答え合わせ → 修正する」このサイクルが大切です。
● 誰かに説明してみる
「なぜそう思ったのか」を友達や家族に話してみると、論理的に考える練習になります。
● よく使う表現をメモしておく
「〜から」「〜のため」「〜がわかる」など、よく使う接続語や言い回しを自分の“表現ノート”にまとめておくと便利です。
◆ 保護者の方にできること
お子さんが記述問題で困っているとき、保護者の方にもできるサポートがあります。
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「どうしてそう思ったの?」と聞いてあげる
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一緒に解答例と比べて、どこが違うかを話し合う
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字数制限付きで簡単な問題を一緒に解いてみる
文章を書く力は、「言葉にする経験」を重ねることで少しずつ育ちます。
家庭での声かけや関わりが、お子さんの自信と力に繋がっていきますよ。
◆ まとめ
福島県の高校入試・国語では、記述式の問題が毎年出題されます。
うまく対策できれば、得点を安定させてライバルと差をつけるチャンス!
?? ポイントを再確認!
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設問の指示を見極める
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本文に根拠を求める
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書き方の型を使う
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キーワードを盛り込む
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見直しを忘れずに!
この5つを意識するだけで、記述力はぐっと上達します。
「自分ではなかなかうまく書けない…」という方には、オンライン家庭教師の個別指導もおすすめです。お子さんの現状に合わせて、記述の型や考え方を丁寧に指導いたします。
お気軽にご相談くださいね!
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