#199 一人が怖かった私が、一人を心地よく感じるようになるまで
カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「一人が怖かった私が、一人を心地よく感じるようになるまで」のお話です。
今日はですね、私の幼少期のお話をしたいなと思います。
実は私、小さい頃、幼稚園の年少の時、お母さんと離れるのが本当に苦手だったという記憶があります。
年少の時、お母さんが幼稚園まで連れて行ってくれますよね。
普通ですと、幼稚園に着いた教室の中に入って、お母さんにバイバイなんていうふうにしていたかと思いますが、
私はですね、毎日大泣きして、母親と離れるのを嫌がったんだそうです。
泣いてしまって、不安でいっぱい。
そういった気持ちが当時の私にはあったのかなと思うんですけれども、
こんな私にですね、担当の先生、幼稚園の先生もお手上げ状態で、
別のクラスに放り込まれてですね、目の前にお弁当を広げて、一人でポツンとしてた記憶があります。
あとはですね、中学生になるぐらいまで、実は私は一人で寝ることができなかったんです。
小学校の高学年ぐらいから、私は一人部屋っていうのをもらうことができたんです。
その部屋にはベッドが一つあって、本当だったら大喜び、
一人でベッドで寝てワクワクするひとときだったかもしれないですが、
私は一人で寝れなかったので、寝る時は父親が寝ている和室で一緒に寝て、
私の部屋のベッドは母親が代わりに寝ていたということがあります。
その頃の私っていうのは、おそらくなんですが、
一人になる=見捨てられる、または不安、というような感覚を持っていたのかと思います。
こうやって幼少期の出来事を振り返ることで、
私はあの頃、人と離れることに対してすごく不安を感じてたんだなというふうな気づきを得ます。
この気づきっていうのがとても大事で、
今思えば、私は当時、分離不安のような状態だったんだなというふうに思っています。
その気づきによって、当時の自分を理解してあげることができた、
それがあって、今一人でいる時間をとても心地よく感じているのかなと思います。
面白いですよね。
幼少期は一人でいることが不安だったのに、大人になった今では一人でいる時間をとっても楽しんでいる。
これは、自分の幼少期、不安だったことを受け入れることができたから、
今一人の時間を楽しむことができているんだと思います。
静かな朝に、自分のためにコーヒーを入れて飲んだり、本を読んだり、
誰とも話さず、ただただ自分だけの空間にいられることが、すごく満たされた時間になっています。
今はですね、一人の時間を持たないと気持ちのバランスが崩れたりするというのを理解しているので、
積極的に一人の時間っていうのは持つようにしています。
この変化ですよね。
当時の小さな私を少しずつ理解して、安心させてあげられるようになったからかなと思います。
「一人が怖い」「誰かがそばにいないと不安」
そんな気持ちって決しておかしいことではなくて、
小さな自分が、自分自身を必死に守ろうとしていた感情だったんだなというふうに思ったりもします。
その子どもの自分に気がついて、寄り添ってあげることで、
私たちは今の自分を少しずつ変えることができる、そんなふうに思いました。
私もいまだにですね、もちろん時々「誰かにそばにいてほしいな」と思うときはあります。
実際に、息子に「今日は一緒に遊んでよ」って言ったりもします。
でも、そんなことを言いながらも、自分自身に寄り添ってあげる。
優しく自分を見守ってあげたり、優しい一言を自分にかけてあげる、
こういったこともできるようになりました。
ぜひ皆さんも、幼少期の出来事を振り返ってみてください。
「当時の自分ってこんなんだったなぁ」
でも、それに気づくことで、今の自分が変わってくることがあります。
もしくは、もうすでに幼少期と今の自分で全く真逆なことをできている。
そんな自分に気づけるかもしれません。
ぜひ、幼少期と今の自分を比べながら、皆さんの間違いだったり気づきを見つけてみてはいかがでしょうか。
今日は「一人が怖かった私が、一人を心地よく感じるようになるまで」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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