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①心が焦るとき、心がかき乱されるとき何が起きているのか?誰もが引っかかる巧みに設計された思考の罠

Yuki.Kyoto

こんにちは!エンパワlabo、氣功師の有岐です。

 

今年も新年度が始まりました。

4月は新しい人間関係やステージの到来です。

 

 

久々投稿の今回は、

「心が焦るとき、心がかき乱されるとき何が起きているのか?」です。

 

 

新しい職場、状況、人間関係、心がかき乱され動揺する時、

そう!その時が「人生のお試しが来た!」といつもと違う視点で取り組むチャンスです。

 

今日のお話には、そのエッセンスがたっぷり入っています。

その大元には心と頭、そして洗脳の仕組みがしみ込んでいます。

 

 

心を整える為に呼吸や瞑想がありますが、「脳で理解する」ことからのアプローチが目の前の問題を実践的に乗り越えるには大変有効なんです。

読んで頂くときっと、どこか問題を解決できる「ヒットするフレーズ」が見つかると思います。

 

 

 

 TODAY'S
 
♡今回のお話♡

 

 ①誰でもひっかかる「思考の罠」にかかる理由 ~認知バイアスと心の反応性~

 ②心が揺れるとき、認知バイアスIQが試される

 ③なぜ抜け出せないのか? 思考のループと心の罠

 

 

 

誰でも引っかかる「思考の罠」にかかる理由 ~認知バイアスと心の反応性~

人はなぜ、同じような悩みに何度も陥ってしまうのでしょうか?

それは多くの場合、「認知バイアス」と呼ばれる“思考のクセ”が原因です

 

 

「認知バイアス」ってなに?
〜思考のクセに気づくことが、
人生を変える第一歩〜

 

 

私たちは毎日、数えきれないほどの「判断」や「選択」をしています。
朝何を食べるか、誰に連絡を取るか、相手の言葉をどう受け取るか…。
でも実は、こうした判断の多くは、思っている以上に“正確”ではありません。


なぜなら、私たちの思考には「認知バイアス」という“心のクセ”があるからです

 

 

簡単に言うと・・・

??認知とは、つまり「解釈」

心があけている「メガネ」のようなもの。世界をどう見るか、どう解釈するかは 

この「メガネ」を通して決まります。赤いレンズなら、現実も赤く見えますよね。

たとえば、人の表情を見て「怒ってるのかな」「悩んでいるのかな」、その解釈はかけている人の眼鏡が違えば解釈も違ってくるということ。

 

バイアスとは、「思い込み」

「こうに違いない」という思考の偏り。

 
つまり、

認知バイアスとは、頭の中にある「思い込みメガネ」

物事に対して持っている「自分の正しさ」なんです。

 

 

人は皆、何かしらの「思いこみ」を持っています。それが心が「きっとこうだ」と 

ストーリーを作ってしまうのです。

 

人間の思考がそのような構造になっている事を知らないでいると、1つの思い込みの正しさを相手に押し付けたり、その狭い正しさの箱の中だけで自分や周りを判断して狭い人生で終わってしまいます。

 

 

だからこそ、認知について「知る」事が人生が大きく変わるきっかけになるのです。

自分の中の認知「思考パターン」に気づくようになると、その思考自体が長い歴史、何世代にも渡る時間の中で、実は私たちは外から洗脳されて、考え方の型を刷り込まれてきた事にはっと気づくようになるんですね。

 

 

現代は資本主義社会です。

私たちは人間関係、成果主義、子育て、税金、賃金、労働、教育などで苦しむ毎日の中で、目の前の現実を何とかしたいと思っているはず。
問題が大きすぎて、自分には何もできないと思っていませんか?

または方法がないと思っていませんか?

 

問題には、自分の手で変えられることと、どうしても変えられないことがあります。

変えられない事は90%だとすると、変えられる事は10%ほどです。
 

苦しみがなぜ起こるのかの原因は、実は人は自力で変えられないことばかりに目を向けて、心をすり減らしてしまうからなんです。

自分が変えられない事をどうにかしようともがいても、できない事は出来ない。


本当の知恵とは、「今何が自分にできるか」を見極め、そこに力を注ぐこと。
解けない問題を追いかけ続けるより、出来る1歩を足を出す事で確実に現実は変化します。

その一番のベースが「認知のバイアス」を知る事です。

 

 

 

私たちの脳はAIのように目の前の物事に対して、「答え」を瞬時に素早く出したいと思っています。脳は過去の経験や感情、思い込みをもとに「近道」をして判断しようとしているんです。

 

そう、だから誰かが不満そうな顔をしているだけで「自分が何か不備や足らない所があった」と勝手に解釈してしまい、心が反応して動揺してしまうのです。

 

こういったバイアスがいつも働くので、私たちは無意識に心が反応して「感情に走る判断」をついしてしまいがちです。

 

そして気づかぬうちに、過去の記憶や思い込みに縛られ、目の前の現実をメガネをかけている事に気づかずに「なぜこんなに頑張っているのに上手くいかないのか?」とトンネルの出口がわからない状態になってしまうのです。

 

 

 

なぜ知っておくことが大事なのか?

 

認知バイアスは誰にでも起こるものです。
それ自体が悪いことではありません。でも、これに気づかないまま生きていると、人間関係のトラブルや自分を苦しめる思考のループにハマりやすくなります。

 

長い間、同じ事で悩んでいませんか?

パワハラやセクハラ、抑圧、劣等感、自己犠牲、自己卑下・・・

場所や人が変わっても、同じような問題に苦しんでいないでしょうか?

 

その問題の解決の一番大きくて強力な物は、「認知バイアスを知る事」です。


たとえば、「自分はダメな人間だ」と思っている人は、失敗ばかりを強く記憶し、自分を否定する情報ばかりを拾います。

成功し手上手くいっている他者を必要以上に自分と比較して、「これが出来ていない」「あれが自分にはない」と、出来ていない、ない事ばかりを大きく注力して見ています。
するとますます自己否定が強まり、行動できなくなってしまう…こんな悪循環が生まれてしまうのです。


でも、「あ、これは自分の思考のクセかもしれない」と気づくだけで、心が少し楽になります。

 

 

バイアスに気づくためのコツ

 

日記をつけたり、内省する方法で自分を客観的に見つめるやり方がありますが、日常でもっと手軽にいつでもできる事があるので紹介します

 

それは「主語を変えてみる事」

主語を変えるというのは、まるで「視点のストレッチ」のようなものです。

 

 

 

例①:SNSで友人が楽しそうな投稿をしていた

主語:自分
「なんで私は毎日こんなに孤独なんだろう。みんな幸せそうに見えるのに」
 

→(主語を私から相手に置き換えると)
主語:相手
「相手も満たされているように見せる事で、いいね!の自己承認を求めているのかもしれない。」

 

*自分と他人を比較している思い込みバイアスの存在に気づくことができる。

 

 

例②:恋人にLINEを無視されたとき/会社や学校で 挨拶を無視された時

主語:自分
「無視されて傷ついた。きっと私に興味がなくなったに違いない」

「きっと私の事が嫌いなのに違いない」
 

→(主語を私から相手に置き換えると)
主語:相手
「相手は忙しくて、スマホを見る余裕すらない状況だったかもしれない。あるいは、返信の内容に悩んでいたのかも」

「他に何か問題があって、それどころではないのかもしれない」

→ 自分中心の被害者バイアスを手放し、相手の状況に思いを巡らせることで自分の感情の揺れが和らぐ変化に気づくことができます。

 

 

 

どうですか?

では自分の認知バイアス、自分で引き出してみませんか?

 

心の焦りや動揺が起こるのは、

誰もが引っかかる巧みに設計された思考の罠にかかっているのです。

 

ずっと長い間、同じ事で悩んでいませんか?

解決の糸口があります

 

それは「自分の思考のバイアスに気づくこと」。

 

文末にワークシートをつけますね。

これをいつも頭の片隅において、今日からやってみて下さいね。

 

視点を変える「思考の練習」をする事で3か月後には違うあなたがいるはずです。

 

 

 

次回は、【心が焦るとき、心がかき乱されるとき何が起きているのか?

焦りと動揺の奥では何が起こっているのか?

さらに解説していきます。

引き続き、お楽しみに

 

 

 

エンパワLabo氣功レッスン

 

エンパワLaboの氣功は、氣を活性化する呼吸法・瞑想がメインのレッスンです。

①個人レッスン:氣量や氣力をつけていきます。

        「ドンレン」と言う技法で練った氣を遠隔で入れていく事で、氣が変 

        化していきます。

        個人レッスンでは、ブログで書いているような心の整え方の話もし

        ていきます。体と心の両面からのアプローチです。

 

②集団レッスン:毎週土曜13:00からグループレッスンをしています。

        内容は、簡単太極拳体操+呼吸法+瞑想の構成で90分。

        毎月4回開催で6,000円のお得レッスンです。

        仲間も出来て楽しく続けられますよ。

        

詳しくはレッスン内容を見てみて下さいね!

 

 

 

 

認知バイアスに気づく「視点のストレッチ」!  思考のストレッチ・ワークシート

~主語を変えて、見えなかった気づきに出会おう~

 

✍️ Step 1:今、モヤモヤしていることは何?

あなたの今の悩みや引っかかっていることを書きましょう。
(例:「職場で頑張っても評価されない」)

▶ 書いてみよう:

 

 ✍️ Step 2:この悩みの主語は誰?

この文章で主語になっているのは誰?
(例:「私が頑張っているのに、上司が評価してくれない」→主語は「私」)

主語を書いてみよう:

 

 

✍️ Step 3:主語を変えてみよう

「他者」に置き換えてみましょう。


新しい主語    どう見える?/どんな考え方になる?
例:上司    上司の価値観や基準は私とは違うだけかもしれない
例:同僚    同僚はどうやって評価されてる?何か学べることは?
例:未来の自分    ここを乗り越えた私は、何を学んでる?どう語る?

 

自分でやってみよう:

新しい主語    どう見える?/どんな考え方になる?

 

 

 

✍️ Step 4:気づいたこと・心が軽くなったこと

主語を変えてみて、どんなことに気づきましたか?気持ちにどんな変化がありましたか?

▶ 書いてみよう:

 

 

 プチまとめ
・主語を変えることで、視点が変わる。

・視点が変わると、感情の縛りもゆるむ。

・思考が柔らかくなると心のスペースができます。


 

★言葉と感情の間には、X=Yのような決まった法則がない。

 他者の言葉に対していかに自分の心が未防備に反応している事か!

 それは全て自分の思い込みのバイアスからの「妄想」がほとんどなのです。

 思い込みで自分を自分で縛っている事に気づくと人生が変わり始める。

                               by有岐♡

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

また次回!

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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