カウンセリングを生活の一部に。
カウンセラーのayakoです。
みなさんいかがお過ごしですか。
今日は「感情があふれると、言葉もあふれる」のお話です。
芸能人のお笑いの出川哲朗さんが、よく「やばいよやばいよ」と同じ言葉を繰り返していますよね。
みなさんにも、何か同じ言葉を繰り返している習慣ってありますか?
これはおそらく無意識でしていることなので、自分ではなかなか気づきにくいかもしれません。
私自身も、自分のレッスンの録画や録音を見返していて、「えっとね」とか「うーん」といった合図を無意識に言っていることが多かったのに気づいたことがあります。
それに気づいてからは、意識して減らすようにできたのですが、それとは別に、同じ内容を何度も何度も繰り返して話してしまう、という方、周りにいませんか?
私の身近な例で言うと、夫がそうなんです。
すごくワクワクしている時に、何回も何回も同じことを繰り返して話すんです。
たとえば最近、「新しいスクーターを買う」と言い出した時のこと。
我が家にはすでに2台スクーターがあるのですが、夫が「ayakoのバイクを売る」「バイクの下のパイプが塩で錆びていて折れそうだ」と何度も繰り返すんです。
実は以前、バリに移住したばかりの頃に中古で買ったバイクを、夫の友人に売ったことがありました。
数日後、そのバイクを運転していた友人が、走行中に下のパイプがポキッと折れるという出来事があったんです。
幸いケガなどはなかったのですが、家が海の近くなので塩害でサビやすいという環境もあり、それ以来、私たちは帰宅後にはバイクの下の方まで水で洗うようにしていました。
ただ、それでも完全に塩を洗い流すのは難しくて、今回は「前のように折れる前に、早めに売ってしまおう」と夫は考えたようです。
そして、「どのバイクが欲しいの?」「次はどれがいいの?」と、また何度も何度も私に聞いてくるんですね。
身内なので、ちょっとイラっとしてしまうこともあります(笑)
私は特にこだわりがなかったので「何でもいいよ、好きなものを選んで」と言っても、「何色がいい?」「これでいい?」と何度も聞いてくる。
最終的には夫が選んだ、少し大きめのスクーターに決まりました。
息子も10歳になって、3人乗りをすると小さなスクーターではお尻が痛くなることもあったので、最近流行っている大型のスクーターにしようということになったんです。
でも、それを決めた後も「これにしたよ!」「これに決めたよ!」と、何度も何度も言いに来て(笑)
そこまで興奮するものなのかな?と思いつつも、「感情があふれると、言葉もあふれる」というのは、こういうことなんだなと思いました。
子どもが遠足の前日に「お菓子買ったよ!」と何度も話してしまうのと、同じような現象なんですよね。
言葉のコントロールが難しくなるときは、気持ちや考えを強調したいという意図が隠れていることもあります。
「パイプが折れそう」という言葉の裏には、「ayakoのことが心配」という気持ちがあったのかもしれません。
また、相手の反応を確認したいという気持ちもありますよね。
夫も、おそらく私に「いいね!」とか「楽しみだね!」といった反応を期待していたんだと思います。
でも私は、「何でもいいよ」とそっけなく返してしまったんですけれども(笑)
みなさんの中にも、同じことを何度も言いたくなるとき、ありませんか?
そんなときは、自分の中で感情があふれているサインです。
それを無理に止めようとせず、素直に出してあげるのも大切です。
ただし、相手や状況は選んだ方がいいですね。
何でも話せる相手であれば、どんどん気持ちを言葉にしていいと思います。
でも、あまり親しくない人に何度も繰り返すと「この人ちょっと変かも」と思われてしまうかもしれないので、そこは見極めて。
もし伝える相手がいないときは、独り言でもいいと思います。
「うれしい!」って言葉にするだけで、脳が「今うれしいんだ」と認識して、ポジティブなエネルギーが生まれます。
感情を感じたとき、それを言葉に出すこと。
それだけで、日々の気持ちはぐっと整っていきます。
今日は「感情があふれると、言葉もあふれる」のお話でした。
では、またお会いしましょう。
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