サムネイル

The Art of Self-Learning Ability; 自分らしい習慣付け&楽しむことの効果と最初の◯◯時間、ご褒美が鍵!

今週のテーマ: 夏休み前に育てたい「自主学習力」:学習習慣づくりのコツ

Hana_ArtistaTerapista

こんにちは、英語曲に代表されるニッチな歌技術「メリスマ」や英語歌の発音・
表現力について、また、イタリア観光や移住についてのプレ・コンサルティング、
そして「傾聴」を主体としたトークセラピー等のレッスンをしているHanaです。

今週のトピックがちょうど私の書きたいことと類似していたので載せてみます。
(トピックには「夏休み前」とあったのでお子様用かもしれないのですが、
私のレッスンは大人向けのため、大人の皆さんに向けて書きます!)

私は自分のコアの能力で培った技術について教えていて、レッスンするのが大好きなのですが、
それはまさに自主学習と同じ、「自分でやり方をカスタマイズできる」ことが理由の一つにあります。

人が基本的にやる気を失いやすいことの一つとして「自由度がない」という点があります。
自分らしい創造性を自由に活かせる物事であれば毎日の練習を続けることは苦痛にはなりにくいのです。
自分の立てた計画、カリキュラムで行えるのが自主学習。私個人の経験で言うと、過去コラムでも
書いた通り(Vol.2参照)、毎日譜面に書いてあることをその通りに行う「基礎練習」は嫌いでしたが、
その合間に好きなメロディのエチュードを弾いたり、曲のイメージを感じ取りながら表現力を磨く
「自由度の高い」練習箇所は好きでした。また、そこから応用した歌の「メリスマ」の練習は
完全に自主学習でしたが、楽器で先に基礎練習をしていたおかげで「基本とは何か」を理解していたので、
基本の応用を繰り返すことで夢中になり、もっと好きになりました。

自主学習をするには&続けることのコツとしてはまず「基本のキモを理解する」ことは
必須なのですが、そのほかに「自分が楽しめる余白を毎日の学習内に入れ込む」ことが大事だと思います。

脳神経学から見た学習継続時間遷移と「やる気」のフェーズ
また、脳機能の観点で言うと「最初の20-50時間」が初回学習の突破口だと言われています。
TED Talksで一時期話題になった"The First 20 Hours"の著者、Josh Kaufmanは「最初の20時間に
超集中して取り組めば、いかなる新しいスキルラーニングであっても最初のフラストレーションを
突破して進歩を感じ始められるだろう」としています。また、”J-Curve of Learning(学習のJ曲線)”
と呼ばれる、所謂「初期の苦労期(人が諦めやすい最初の時期)」は、一般的なベンチマークでは
100時間くらいまで(言語や新しいスキルラーニング)、と言われています。

そのため、何かを学習するときは「最初の20-50時間」を最初のコア集中期と設定し、
「100時間くらい」までは「モチベーションは上がったり下がったりするものだ」と受け入れて、
やる気の下がってしまった際には少しずつ進むようにするのが続けるコツではないかと思います。

脳へのご褒美、しっかり休息の大切さ
それから、少しずつ進む際に大事なのが「Reward(ご褒美)とセットで習慣化させること」です。
「きちんと休むことは人間の義務だ」と唱える"Think like a monk"の著者でライフコーチのJay Shettyは、
継続する何かをした際に自分が喜ぶご褒美をあげることをオススメしています。

脳機能としても、人の満足感、達成感をつかさどる「報酬系」機能を向上させることで同神経系の
「意思決定をサポートする」部分をポジティブに促すことができるので、継続の習慣づけがしやすい
と言えます。私は読書やイタリア語のPodCastを聞くのが好きなので、嫌いな家事をする時(洗濯後の処理
です!濡れた衣類の感覚がダメなので++)) は「これ聴いて(読んで)いいから少しの時間で終わらせようよ!」
と自身を元気づけています^^) 

自主学習の際にも、「今日この勉強を○時間したら好きなNetflix1話みてOK」
「〜したら好きな漫画1巻読んでOK」など、時間軸や完了軸でRewardを設定して
学習とセットにしてみましょう。ぜひご自身にとって楽しい習慣づけをして脳を喜ばせ、
脳のパフォーマンスを上げましょう^^)

尚、同氏は前述の通り「きちんと」休むことを提唱しており、こちらは別トピックで詳しく書きますが
私自身も皆さんに向けて強くお話ししたいことの一つです。学習も練習も、脳や体が疲れていると上記のJ曲線期
に乗り越えることが難しくなります。ご自身の好きなことやリラックスできることを日頃から見つけ、「意識して
休む」ようにしてくださいね!セルフケアについて一緒に考えたり、提案するレッスンもしているので是非ご活用
ください。

それではレッスンでお会いしましょう♪

保存リストに追加済み

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。
この投稿へのコメントは受付けておりません。

出身国:

居住国:

教えるカテゴリ

講師の言語

日本語   ネイティブ
英語   流暢
イタリア語   日常会話程度

Hana_ArtistaTerapista講師の人気コラム

« 全講師コラム一覧へ戻る
お気軽にご質問ください!