※「仕事の力」は、仕事のなかでわたしが感じたこと、感じていることをお伝えするコラムです。
キャリアアンカーの話、続けます。
④保障(ほしょう)・安定(あんてい)
安全で確実(かくじつ)な環境(かんきょう)で
ゆったり仕事をしたいと考える人。
安定した公務員(こうむいん)の仕事に魅力(みりょく)を感じる人たちです。
(もちろん、公務員(こうむいん)の中にも、
大変なお仕事がたくさんあります。
次の⑥奉仕(ほうし)・社会貢献(しゃかいこうけん)という気持ちで
お仕事をしていらっしゃる方もたくさんいます。
ここでは、
毎日決(き)まった仕事をして、
決(き)まった時間に帰る生活というイメージで考えてください。
つまり、組織は、さまざまな人材(じんざい)を求めています。
ですから、このような人はこの仕事、
と単純(たんじゅん)に言(い)い切(き)ることはできません。)
かつて、(というのは私が就職(しゅうしょく)する前ですが、)
私は自分がこのようなタイプの人間ではないかと思っていました。
仕事は仕事と割(わ)り切(き)って、安定していればよく、
むしろ自分の趣味の世界を大切にする人生を
送りたいと考えていました。
結果的には、
安定していることも大切ですが、
仕事は、おもしろい! ということが大切だと考えるようになりました。
⑤起業家創造性(きぎょうかそうぞうせい)
新しい商品、サービス、事業を起(お)こすことが
人生の最大の価値であり、目的であると考える人。
そのためには
お金持ちになることよりも、
常(つね)に新しい創造(そうぞう)に挑戦(ちょうせん)する
ITベンチャーの創業者(そうぎょうしゃ)のような人だと思えば
わかりやすいのではないでしょうか?
この人たちは、比較的(ひかくてき)早(はや)くから、
自分のアンカーに気(き)づき、
そのために努力をする、とシャイン先生は言っています。
⑥奉仕(ほうし)・社会貢献(しゃかいこうけん)
「社会に貢献(こうけん)すること」を
仕事の中で具体化したいと考える人。
組織の中の地位(ちい)や収入よりも、
そのような自分の価値観(かちかん)を優先(ゆうせん)させる人たちです。
使命感(しめいかん)を持った教員や聖職者(せいしょくしゃ)、
あるいはNPOで自分の信じる価値(かち)のために働く
というタイプの人たちでしょうか?
環境問題(かんきょうもんだい)や
さまざまな社会問題が顕在化(けんざいか)しつつある時代、
これからは、
このようなタイプの人たちが重要なのではないかと思います。
人は、自分ひとりの喜(よろこ)びよりも、
人の役に立った時の方が脳が喜(よろこ)ぶようにできている
という話を聞いたことがあります。
そういう意味では、
人生で大きな喜(よろこ)びが得(え)られるタイプかもしれません。
キャリアアンカーのタイプも、あと二(ふた)つです。
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KOBA
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