子どもにかけてあげたい言葉

Michi Tokyo

こんにちは。ミチです。
小学校で20年間教員をしていました。

これまでの経験から、子どもにかけてあげたい言葉を紹介します。
今日の言葉は、
「その絵のお話して。」
です。

私は、担任だけではなく、図工の専科をしていたこともあります。
子どもたちには、いつも「いいなと思ったたら、何でもやってごらん。」
「うまくいかなかったら、何度でもまたつくりかえればいいんだよ。」
とのびのび活動してほしいなと思って授業をしていました。

でも、どうしても中学年くらいになると「自分は下手だから」
「どうせ上手くいかないし」と、何かをやる前から自信のない子どもが
出てきます。
図工の学習は、上手く描いたり作ったりする時間ではなく、
自分の好きを見つける時間であってほしいと思っていたので、
私から子どもへの言葉かけに「うまいね」「上手だね」は言わないようにしていました。

そして、絵を描き終えた子どもに私がよくかけていた言葉が、
「その絵のお話して。」です。

初めはなかなか言葉にできない子どもも、やりとりを繰り返しているうちに、
話しがとまらなくなってくることもあります。
そして、そこから新たな発想が生まれて、作品が生まれ変わることもあります。

絵に限らず工作などでも、作り上げたものについて「お話して。」ということを
繰り返していると、子どもたちは段々「うまい」「下手」という作品の見方から、
自分は何が好きで、何がしたいのかということに、作品をつくるときの見方が変わっていきます。

お子さんが何か作ったときには、ぜひ「お話して。」と言葉をかけてあげてみてください。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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