今日、ちょっと考えさせられるできごとがありました。
私は歩道を歩いていたとき、うしろから「通りますー」と声をかけられました。振り返ると、イヤホンをつけ、ライトもつけずに走ってくる自転車が私にどくようにうながしてきたのです。
でも、これは少し違和感がありました。というのも、自転車は基本的に歩道を走ってはいけないからです。
もちろん、歩道を走れる場合もあります。たとえば「自転車通行可」と表示されている場所や、子ども・高齢者などに限られた特例です。でも、今日のケースはそれにはあてはまらないようでした。
自転車に乗っていたのは外国人の方のようでした。もしかすると、ルールを知らなかったのかもしれません。ですが、外国人であっても日本に住む以上、交通ルールは守る必要があります。
実は、自転車による事故で大けがをさせてしまい、数百万円から数千万円の賠償金を支払うケースもあります。歩道で人とぶつかったり、子どもや高齢者を転ばせたりしてしまえば、重大なトラブルに発展する可能性もあるのです。
しかも、歩道での自転車走行は、歩行者との距離が近いぶん、衝突事故のリスクがとても高いです。そうした中で、「通ります」と当然のように歩行者にどくよう求めるのは、本来あってはならないことです。
もちろん、日本人でも同じようにルールを守らずに歩道を走っている人はいます。でも、「みんなやっているからいい」ということにはなりません。
とくに外国人は、社会の中でまだ立場が弱く見られがちです。だからこそ、ルールを正しく知って、トラブルを避けることが自分を守ることにもつながります。
歩道は歩く人のための場所です。歩行者が、どくように言われてしまう社会になってはいけません。
たった一つのできごとでしたが、「交通ルールを知らずにいること」「それがトラブルや損害につながること」の大きさを改めて感じた一日でした。
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