6月後半、いわゆる「梅雨」の時期は、日本の天候だけでなく、株式市場にとっても「株が下落しやすい」梅雨の時期です。統計的にも、6月後半は年間を通じて9月後半に次いで相場が弱い時期とされており、投資家にとってはうっとおしい時期です。
では、この「株式市場の梅雨」をどのように過ごすべきでしょうか。5つのアイデアを考えてみました。
①事前に売却し、下落後に買い戻す
もっとも積極的な戦略は、事前に株式を売却しておき、市場が下落したところで買い戻すという方法です。仮に株価が思ったほど下がらなければ、高値での買い戻しとなるリスクもありますが、相場の季節性を意識した積極的な売買です。
②相場を気にせず長期保有を続ける
長期投資家にとって、短期的な調整は想定内の出来事です。むしろ、市場のノイズに惑わされず、しっかりと保有を継続することで、資産を中長期で育てていくという視点も大切です。時間が最大の味方となる戦略です。
③あえて「取引をしない」期間にする
相場が不安定なときは、無理に売買せず、落ち着くまで動かないことも良い戦略です。
④大きな下落時のみ買い増す
市場全体が一時的に大きく下落したタイミング(たとえば5%以上の下げ)に限定して買い増すことで、効率的にエントリーできる可能性があります。慎重な姿勢を保ちつつも、チャンスを見逃さない柔軟さが求められます。
⑤積極的に売りを仕掛ける(上級者向け)
空売りなど、下落相場でも利益を狙う方法もあります。ただし、高度な知識とリスク管理が必要ですので、初心者にはおすすめできません。無理をせず、自分のレベルに合った行動を取ることが重要です。
今週からは、「地政学リスク」、「G7」、「FOMC」、「トリプルウィッチング」、「関税決定」など複数の不確定要素が重なり、株式市場はまさに梅雨入りしそうな状況です。
私自身はすでに保有株の大半を売却し、「様子見姿勢」を取っています。2週間後にはその判断が正しかったかどうかが見えてくると思います。
今回、株式市場にも「梅雨」があるということを初めて知った方は、ぜひ一度、私の株式投資のレッスンを受けてみてください。
外出が減るこの時期は、落ち着いて学ぶには最適なタイミングです。学びの梅雨を、成長のチャンスへと変えていきましょう。
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