みなさん、こんにちは。
今週のドイツは、まさに“Hot News”ならぬ“Hot Weather”。気温は35度近くまで上がり、「これはさすがに冗談でしょ…?」と言いたくなるような毎日です。
ドイツといえば、「涼しい国」「夏でもカラッとしている」というイメージを持っている方も多いかもしれません。実際、昔のドイツはそうだったのだと思います。けれど、ここ数年は明らかに様子が変わってきています。今年もまた、„Hitzewelle(熱波)“という言葉がニュースの常連になっていて、まさに温暖化を肌で感じる夏です。
私はいま、修士論文の執筆に追われていて、毎日大学の図書館に通っています。本来なら集中できるはずの場所ですが、今はとにかく暑くて、頭もぼーっとしてしまいます。というのも、ドイツの多くの建物にはエアコンがないんです。図書館も例外ではなく、扇風機すらない静かな空間で、熱気と戦いながら論文を書いています。
日本にいた頃は、暑い日は冷房の効いた図書館に「避難」していたものです。読書や勉強をしながら、快適に過ごせる空間でした。でも、こちらでは逆。図書館でさえ暑さから逃れられないなんて、想像していませんでした。
あまりの暑さに、私はついに保冷グッズを導入しました。ドイツでは „Kühlakku“(保冷剤) と呼ばれている冷却パックを買い、首に巻いて暑さをしのいでいます。
ドイツのガソリンスタンドに設置されていることが多い24時間営業のコンビニ(ドイツ語でKiosk)で夜中に買ったスイカバーみたいなアイス。味も全くスイカバーでした!
最近のドイツは、夏の過ごし方が本当に課題になってきています。ドイツにはエアコンが嫌いな人も多く、「直接冷たい風が当たるから風を引きそう」や「エアコンがないのがエコ」という考え方があるそうです。環境と健康のバランスをどう取っていくのか、社会全体が考えるべきテーマになりつつあります。
もしこれを読んでくださっている方が、今年の夏ドイツ旅行や留学を考えているなら、ぜひ「夏の暑さ対策」もお忘れなく。ドイツの夏は、思っているよりも暑いかもしれません...!
Shiho
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