月の満ち欠けは、単なる夜空の変化ではありません。
地球上では、潮の干満・動植物の行動・人間の体調や感情にも影響を及ぼしていると考えられています。
特にヨガでは、自然と調和した心身のあり方を大切にするため、月のリズムに寄り添う意識をもつ人も少なくありません。
【2025年8月の月のリズム】
・満月:8月9日(土)
・新月:8月23日(土)
【月と人の体の関係(科学的視点)】
・月の引力は潮の干満を引き起こす原因です。人間の体も約60%が水分で構成されており、月の重力が微細ながら生体リズムに影響を与えている可能性があります。
・研究では、満月前後に睡眠の質が低下する傾向や、自律神経の乱れが見られるケースも報告されています。
・また、精神的な衝動性の高まりや事故の増加、出産件数の増加といった観察も医療や統計の現場でたびたび話題になります。
【ヨガと月のつながり】
ヨガでは、太陽が「陽(外向き・活動的)」のエネルギー、月が「陰(内向き・静的)」のエネルギーを象徴します。
満月や新月の頃は、体が敏感になりやすいため、アーサナ(ポーズ)を強く行うよりも、呼吸や瞑想、やさしい動きで自分と向き合うことが勧められています。
月礼拝(チャンドラ・ナマスカーラ)というゆるやかなフローも、月の静けさに意識を向けるための実践法のひとつです。
【満月の特徴と過ごし方】
・感情が高ぶりやすく、眠りが浅くなる傾向あり
・体内の水分が溜まりやすく、むくみやだるさが出る人も
→ 静かな時間を過ごす、湯船に浸かる、不要な習慣や思考を「手放す」意識で過ごす
【新月の特徴と過ごし方】
・エネルギーが内向きになり、思考がクリアになりやすい
・浄化・リセットのタイミング
→ ノートに「叶えたいこと」「こうなりたい自分」を書き出す。自分の声に耳を傾けるジャーナリングにも最適です
月のリズムを意識することは、自然とつながり、自分をより深く理解するヒントにもなります。
日々忙しく過ごす中で、ほんの少し「月を見上げる時間」を持ってみませんか。
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