※「仕事の力」は、仕事のなかでわたしが感じたこと、感じていることをお伝えするコラムです。
このシリーズ、少し間(あいだ)があいてしまいました。
申(もう)し訳(わ)けありません。
今回が最終回(さいしゅうかい)、
キャリアアンカーは、あとふたつです。
⑦純粋(じゅんすい)な挑戦(ちょうせん)
何(なに)かに打(う)ち勝(か)つことが、
人生(じんせい)の最大の価値(かち)であり、喜びであると考える人。
たとえば、プロのスポーツ選手です。
もちろん、普通の仕事をしている人たちの中もこのタイプの人たちはいます。
プロのスポーツ選手のような感覚で仕事に臨(のぞ)む人たちでしょうか。
私がいた会社にも、給料(きゅうりょう)や地位(ちい)よりも、
競合(きょうごう)プレゼンテーション※に勝(か)つことが最大の喜び、
というタイプの人たちがいました。
※競合(きょうごう)プレゼンテーション…複数の会社で仕事を得るために企画を争うこと
⑧ワークライフバランス
個人、家族、仕事をバランス良(よ)くコントロールすることが大切だと考える人。
会社でも前向(まえむ)きに働いていますが、
会社に対しても、
自分の生活や待遇(たいぐう)に柔軟(じゅうなん)に対応(たいおう)することを
求めるタイプです。
要(よう)は、まずは自分の趣味も、仕事も、家族も含めて
自分の生活をバランスよく送(おく)りたい、
という人たちでしょうか?
世の中が豊(ゆた)かで平和になると、
こういうタイプの人たちが多くなるような気がします。
それはそれで、いいことだと思います。
以上、8つのアンカーについて、私なりの理解を書いてみました。
皆さんは、ご自分がどのアンカーを持っていると思われますか?
難(むずか)しいのは、キャリアアンカーというものは、
若い頃からはっきりわかるわけではない、ということです。
私も、自分のキャリアアンカーが
①専門(せんもん)・職能別(しょくのうべつ)能力
じゃないかと思ったのは、30代半ばだったと思います。
ただ、少なくとも、
自分がどのキャリアアンカーに属(ぞく)するかを考えることは、
自分が、どんな仕事に向いているのか、
どんな企業風土(ふうど)、企業文化の会社に向いているのか、
ということを考える助(たす)けにはなるのではないでしょうか?
また、世の中にはいろいろなアンカー~考え方、働き方、価値観
を持つ人がいていいということを考えれば、
有名だから、かっこいいから、給料がいいから、という仕事選(えら)びではなく
自分なりの仕事選(えら)びがあってもいいと思えるのではないでしょうか?
さらには、今後の人生の中で、自分の仕事に疑問を持った時、
あらためて自分の将来(しょうらい)について考えるための
材料にはなるのではないでしょうか?
常に自分のキャリア、自分の将来(しょうらい)を考えなければならないのが、
これからの社会だと思います。
大変だと思うよりは、それを前向きに明るく考えた方がいいと思います。※
※これからの時代の仕事の仕方(しかた)については、
以下のコラムもご参照ください。
[レッスンの余白⑩] なぜ、日本語教師に?
その4~マルチキャリアへの挑戦(ちょうせん)
https://cafetalk.com/column/read/?c=eJzLL_D0Ny4IDCqJKDDwjdBOKkhKqiwLtLUFAGiWCEo.&pb=1&lang=ja
そんな時にこのキャリアンカーの話が、
少しでも役(やく)に立てば幸いです。
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KOBA
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