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 イタリア人学生の夏

Cristina.FM

イタリア人学生の夏休みはまる3ヶ月。学校は6月半ばに終わって、9月半ばに再開する。

私たちにとって、その3ヶ月は1年間(実質9ヶ月)の学生生活を頑張ったご褒美として思い切り楽しむ時期である。

多くの家庭で両親は7月末まで仕事なので、イタリア人学生の夏休みの最初の1ヶ月半ぐらいは「centro estivo」(サマーキャンプ)に通う子供(主に小中学生)が多い。子供が集まってみんなで遊んだり、スポーツをしたり、楽しい活動をしたりする場所である。逆に高校生はサマーキャンプに参加するには大きすぎるので、これの補助員のバイトをすることがある。しかし、イタリアには“高校生のアルバイト文化”がほとんどないので、両親がいない期間多くの高校生は家で怠惰な6~7月を過ごすことが一般的である。

当然ながら、サマーキャンプに参加するにはお金がかかる。しかもイタリア人的には結構高く感じる値段設定であり、皆が参加するものではない。

では、他の学生はどこで過ごすかと言うと田舎にある別宅や、祖父母の家である。イタリアは第一宅の固定資産税がかなり安いので、地方に別宅を持っている人が多い。

そして、8月になると両親の休暇が始まるので、家族みんなでキャンピングへ行ったり、海へ行ったり、海外旅行したりすることが多い。

ここで皆さんはとある疑問を持つのではないだろうか?そう、宿題である。3ヶ月夏休みなので、もちろん宿題はすごく多い。想像を絶するぐらい多いので大体後回しになる。そして、まったくしない学生もいる。

最後に私の幼少期の話をしようと思う。私がちっちゃい頃だいたい2ヶ月はおばあさんのトスカーナの家で過ごしていた。その村の友たちと1年に1回しか会えなかったので、待ち遠しかった。最高の思い出である。しかし、大人になってからあまり行かなくなり、そのおばあさんは2年前に亡くなった。私にとって、その村やその別宅はとても愛しいので、毎年8月末になると、懐かしくなる。

今年の夏休みが終わるまでまだ2~3週間の猶予がある。しかし、私にとっては「もうすぐ夏が終わってしまうな」と感傷に浸っている。

皆さんの夏の思い出は何ですか?良かったら、 “夏終りのクーポン” を作ったので、フリートークのレッスンで教えてください。

夏を最後まで楽しみましょう!

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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