Thumbnail Image

#02「真の内丹術」エネルギーの錬金術

Yuki.Kyoto


こんにちは、エンパワlaboの有岐です。
今回は、「内丹術」なかなか書かれていない行法のついての後半です。

前半は、こちら
#01「真の内丹術」エネルギーの錬金術 | Yuki.Kyoto 講師コラム - Cafetalk



 第二段階:錬気化神(れんきかしん)

 

「気を練りて神に化す」――意識と気の融合・陽神が成る段階

 

ここから、修練の質が劇的に変わります。

 錬気化神とは、

気が「主体を支える力」に変わること。

「気質」が確実に変化したと実感できる段階です。

 

 

ここでいう「陽神」とは、

感情や思考、外部の刺激に飲み込まれず、

それらを“扱える主体”のことです。

 

 

 この段階の特徴

錬気化神に入ると、明確な軸が生まれます。

・「観ている」自分がいる
・「気づいている」自分がいる
・「選べる」自分がいる

曇りガラスが取り払われ、自分がどこにいて、何があるのかが見えてきます。

感情を「波」として客観視できるようになり、

苦しみが以前と比べ、一歩手前で止まるようになります。

 

 

「自分の『期待』が『渇望』を生んでいたのだ」と腑に落ち、サティー(気づき)が努力ではなく、自然な状態へと変わっていきます。

 

 

これが

「陽神が成る」=「私」という主体が

氣によって自立する

ということです。

 

錬気化神で使う呼吸法

この段階では、「火を水で冷やし、気を練り固形化する」、内丹術(エネルギーの錬金術)における 「結丹(けったん)」、

つまり体内に「黄金の薬(金丹)」を作り出すプロセスに入ります。 

 

「火の力(進陽火)」を「水の性質(間息)」で包み込み、圧力をかけることで初めて、気は密度を増して固形化(結晶化)します。 
 

  1. 進陽火(しんようか)/ 陽火を回す呼吸

    • 役割: 凝縮と結晶化。

    • 解説: 濃くなった氣を意識という火種でさらに純化させます。気は液体のような重みを持ち、意識で自由自在に操れるようになります。これが「陽神」の材料となります。

    •  

  2. 間息(かんそく)/ 無為自然の入り口

    • 役割: 転換。

    • 解説: 「動」から「静」への転換点です。意図的に止めるのではなく、集中が極まった結果、自然に呼吸が止まる(きわめて微細になる)状態。ここで「作為(なにかをしようとすること)」を捨て、「無為」に入る感覚を掴みます。

 

 

この段階は、氣の修練で1つの山を制覇する

「氣を操る事が出来る」段階です。 

ここでの重要ポイントがあります??

 

 

「火」で熱し、「水」で圧をかける 

内丹術では、下丹田を「釜(かま)」、氣を「薬」に見立てます。 

火を水で冷やし、気を練り固形化する・・・

つまり体内に「黄金の薬(金丹)」を作り出す内丹術です。 

 

 

進陽火(加熱): 呼吸で下丹田の温度を上げ、エネルギーを供給する。

 

間息(冷却と圧縮): 静寂な意識で熱を封じ込めます。 

  熱せられた気は放っておくと上昇し、頭から抜けてしまいますが、

  意図的に「冷ます」ことで、気は重くなり、下丹田へと沈殿・凝縮し始めます。 

 

 

 

蒸気が冷やされて水滴になり、さらに圧力をかけると氷になるように、気を「気体」から「液体(重み)」へ、そして「固体(芯)」へと変化させます

 

進陽火という熱を、間息という静寂(水)で封じ込めることで、

気の密度を極限まで高めるのです。 

 

 

 

 呼吸による「固形化」のメカニズム 

「練り固める」段階では、呼吸はより特殊な役割を果たします。 

 

1.武火と文火の「錬金術的」な役割 :  

「武火(ぶか)」と「文火(ぶんか)」は、

料理でいう「強火」と「弱火」に例えられます。 

 

その目的は単なる加熱ではなく「変質」にあります。  

進陽火(武火)で高まった熱を、意識を微細にすることで

「間息」(文火)へと切り替えます。 

  

これが非常に重要です。 

  

強火で沸騰させたものを、弱火でコトコト煮込むことで成分を抽出・濃縮し、 丹田の器に定着させるのです。 

 

 

2.凝神(ぎょうしん):火と水の「重合」 :

意識(火)を丹田の気(水)の中に没入させます。 

 

火の塊を水で冷却すると、丹田の中で「熱い蒸気」が発生します。 

その蒸気が循環を繰り返すうちに、粘り気のある「煮詰まったシロップ」のような状態に氣が濃縮します。 

これが「硬い芯のような感覚(丹)」の第一歩です。 

 

 

3. 固形化のプロセス:気から「丹」へ 

熟練者が感じる「固形化」の境地 

 

意識を極微にすること。

それは、単に呼吸ではなく、

凝神で意識を練り込むことで「体内の内圧が高まる」のです。 

 

熟練者は、このプロセスを通じて

「腹の中に、自分の一部でありながら不滅の核(ダイヤモンドのような硬度)が存在する」

という感覚に至ります。 

 

一度この「芯」ができると、日常のどんな場面でもエネルギーが散逸しません。

 

人生のどんな局面にも対峙出来る心、

または、精神の絶対的な安定(不動心)が生まれるのです。 

 

 

 

心の勉強を始める前は、 

感情に振り回されやすい 

思考が止まらない 

正しさや比較が強い・・・ 

そんな「現実を変えたい」と思い、辿り着いたのが”呼吸”だったのかもしれません。 

 

 

「錬精化気」から始まり、 

― 陽神が「成る」段階、「錬氣化神」の段階まで歩いていくと、 

氣が「主体を支える力」に変わることを実感できるでしょう。 

 

それは、 身体が整い、呼吸が深まり、氣が満ちる・・・ 

 

その結果、自分の軸が立ち 

「立っていられる意識」 
「崩れない中心」 

が生まれている自分に気づきます。 

 

—これが、「陽神が成る」ということです。 

 

✨✨✨

つまり、”陽神が”成る”とは、 

感情・思考・刺激に飲み込まれず、 それらを“扱える主体”が 

気によって自立する ということです。 

 

 cafe投稿の文字数をまた超えてしまいました・・・
続きは次回!

いつも読んで頂きありがとうございます。
氣功師の有岐阜でした。

         

Added to Saved

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Comments (0)

Login to Comment Log in »

from:

in:

Mostrar categorías

Language Fluency

Japonés   Native
Inglés   Proficient

Ranking de artículos del tutor

« Back to List of Tutor's Column
Got a question? Click to Chat