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練習を続けているのに上達が実感しにくい…そんな時に見直したい「基礎の前」の視点

中村勇太

基本を知りたいです!
基礎をやりたいです!

こんなご相談がよくあります。

が、ここでイメージされていることが違うケースが多いと思っています。

多くの人が、このスケール、このエチュード、このやり方!という「〜をすれば大丈夫!」という目に見えるHow toを求められている気がします。

僕個人の感覚で言うと、ここに落とし穴があると思っています。

スラスラと進捗して、それなりに弾けるようになる人は、そこで出された課題からその人なりの理解を導き出していると思います。

これが、一を言われて十できる人の正体だと思います。

悩みがある場合、過去の自分を含めてですが...一から十まで全部やるしかないわけです。
そして、その一から十に至るまでに、どんな考え方をして、どんな心がけをして...というヒントとか導きが必要だと考えています。

なので、基本や基礎を知りたいと言われた場合、そもそもなにをするのか、そのものの見方、目の付け所、考える順序、それぞれのつながり、まとめていうと頭の作り方が基礎基本の前に必要です。

例えばでいえば...バイオリンを弾くってどういうこと?バイオリンの原理、機能は?それを使うためにはなにをするの?

そう、バイオリンや楽譜が難しいのではなく、バイオリンや楽譜に合わせて自分の頭や体を使うことが難しい。
こういう突き詰めた整理がとても大切だと考えています。

ここで、それが何に役立つんだろう...と思う方が少なくないようです。
でも、主体的にやりたいこと、どうやるか、どう改善するか、という一般社会の仕事全てに言えることが趣味であってもいえるわけです。

〜ができたからOKという短期的な結果だけなら付け刃もできますが、それは基礎基本とは言えないです。

そして、〜ができない時はこうする、という単純な考え方だと、いずれまた修正が必要になります。
前直したことと辻褄が合わない。

やりたいことが増えて、広がる都度、これを繰り返して、もうどうしようも...に至って振り出しに戻るのはとてももったいないです。

急がば回れ、悠々として急げとは言いますが、地道な理解にこそ時間を使っていきたいものです。

なので、基本を知りたい、基礎を学びたい、と言う場合、一般にイメージされている基本の手前、基礎の前のことから始めることをお勧めします。

どう読む、どう構える、どう押さえる、どう弾く?
その前に!!

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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