日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です^^
とても仲の良い
私が大切にしている韓国語の先生から、
ある一編の詩をいただきました。
読んだとき、すっと心に入ってきて、
気づけば胸がじんわりと熱くなっていました。
中でも、先生も印象に残るとおっしゃっていた
「一人の人の、一生そのものがやって来る」という一節が、
どこか静かに心をとらえて、
しばらく離れませんでした。
人と出会うということは、
思っている以上に大きな出来事で、
その人がこれまでに生きてきた時間すべて——
経験や記憶、傷や喜びまでも含めて、
ひとつの人生と向き合うことなのかもしれないと、
そんなふうに感じました。
この詩が私に合うと思ってくださったのか、
それとも、私なら受け止めてくれると
感じてくださったのか——
その理由は分からないけれど、
言葉そのものだけでなく、
そうして届けてくださった気持ちも含めて、
とてもありがたく感じました。
そんなふうに感じたとき、
ふと、ある韓国語の言葉が浮かびました。
더듬다 と 매만지다 です。
どちらも「触れる」ことに関わる言葉ですが、
そこに含まれる距離や温度は、少し違います。
더듬다 は、手探りで触れること。
まだよく分からないからこそ、
そっと確かめるように、
慎重に近づいていく感覚があります。
人との出会いもきっと同じで、
最初から分かり合えるわけではないからこそ、
少し距離を保ちながら、
ゆっくりと向き合っていく時間があるのだと思います。
一方で、매만지다 は、
やさしくなでるように触れること。
すでにある程度の安心や信頼がある中で、
相手を大切に扱うような、
あたたかな関わり方を感じさせる言葉です。
同じ「触れる」でも、
더듬다 と 매만지다 のあいだには、
関係の深まりが、静かに流れているように思います。
すべての出会いが、
最初からあたたかく触れられるわけではないけれど、
手探りのままでも、
そっと近づこうとする気持ちがあれば、
それだけで十分に
やさしい始まりになるのかもしれません。
Comments (0)