日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
外国の方に、
「声がいいですね」「聞きやすいです」
と言っていただいたことが、これまでに何度かありました。
そのたびに、
なぜか少しだけ、不思議な気持ちが残りました。
自分ではずっと、
あまり響かない声だと思っていたからです。
日本では、一度も褒められたことがなくて、
意識したことも、ほとんどありませんでした。
あるとき、発声について指摘を受けました。
講師として話す機会が増えてきたこともあって、
このタイミングで、一度向き合ってみようと思ったんです。
教えていただいたのは、
ほんの小さなことでした。
母音の「あいうえお」を整えること。
「あ」と「え」は、口の開け方が鍵になること。
「え」は、ほんの少し口角を上げるだけで、音が変わること。
子音の「S」は、少しだけ乱れやすいこと。
「も」は、唇の力を抜くだけで、やわらかくなること。
どれも、意識しなければ通り過ぎてしまいそうな、
ささやかな変化でした。
ふと、思い出したことがありました。
韓国語のレッスンでも、
似たようなことを言われたことがあったな、と。
あのときは別のものだと思っていたことが、
どこかでつながっていたのかもしれないと感じながら、
試しに、少しだけ意識して話してみたんです。
すると、
同じ声のはずなのに、
どこかクリアで、
輪郭が少しだけ立つように聞こえる瞬間が、
確かにありました。
響きというよりも、
“鳴り方”が変わるような、そんな感覚。
まだ、すべての会話に自然に馴染んでいるわけではありません。
話しながら、
あ、と思い出して、少しだけ整えてみる。
そんな繰り返しです。
自分の声は、変えられないものだと思っていました。
でももしかすると、
変えられないのは声そのものではなくて、
その“扱い方”だったのかもしれません。
もしそうだとしたら、
これから先、少しずつ変わっていくこの声も、
自分の一部として、育てていけるのかもしれません。
同じように、
自分では気づいていないだけで、
少しずつ変わっているものが、どこかにあるのかもしれません。
まだ知らなかった自分の声に、
出会っている途中なのかもしれないと、ふと思いました。
その小さな変化を、
今はただ、静かに楽しんでいます ^^
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