今回は、
「日本語教師とは会話できるのに、一般の日本人と会話すると急に分からなくなる」
というテーマについてお話しします。
実は、これは多くの日本語学習者が感じていることです。
レッスン中は話せる。
先生とは会話できる。
でも、実際に一般の日本人と話すと、
・会話についていけない
・何を言えばいいか分からない
・頭が真っ白になる
・聞き取れない
・反応できない
ということがあります。
では、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
理由の一つは、
「日本語教師」と「一般の日本人」では、会話の仕方が違うからです。
多くの日本語教師は、
・学習者に合わせて話す
・ゆっくり話す
・簡単な言葉を使う
・分からない時は言い換える
・会話を引き出してくれる
ことが多いです。
これはとても大切なことです。
まずは安心して話せる環境が必要だからです。
しかし、実際の会話では、必ずしもそうとは限りません。
一般の日本人は、日本人同士と同じようなスピードで話すこともあります。
また、学習者向けに話し方や使う言葉を細かく調整しない人も多いです。あまり質問をしてくれない人もいます。
つまり、実際の会話では、「自分から話す力」も必要になります。
私はレッスンで、
① 自分から話す練習
② 質問に反応する練習
この両方を大切にしています。
例えば、自分の考え、感想、経験を、相手に分かりやすく伝える力。
そして、
相手の質問を理解して、自然に反応する力。
この両方があることで、実際の日本人との会話に近づいていきます。
もちろん、最初から完璧にできる必要はありません。
大切なのは、「日本語教師と話せる」だけで終わらず、
実際に一般の日本人とも自然に話せる力を、一歩ずつ育てていくことです。
外国語の会話力は、スポーツや楽器と同じです。
インプットだけではなく、実際に使う練習がとても重要です。
もし、「先生とは話せるのに、一般の日本人と話すと難しい」
と感じている場合、それはあなただけではありません。
多くの学習者が通る自然なステップです。
大切なのは、そこで止まらず、実際の会話に近いOutput練習を続けることです。
一歩ずつ続けていけば、着実に自然と会話できるようになっていきます。