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まいにちにほんごTIPS vol.3 にほんごで"That helped me a lot"は何と言う?

今週のテーマ: 雨の日のおうち勉強のコツ

Kaya.Nishi

日本語のよくある間違いの一つで、「助けました」があります。

先生の話を聞いてよくわかったときや、友達が手伝ってくれたとき。
「とても助けました!」は、意味は分かりますが、実はちょっと使い方が違います。

「助けます」は
・助けました
・助かりました
・助けになりました
・助けられました
いろいろな仲間(なかま)があります。
違(ちが)いは、何でしょうか?

①助けました

=「他の人を助けたとき」。「×他の人が私を助けました」は使いません。

客観的(きゃっかんてき:objective)な言い方です。

・事故(じこ)にあって、道(みち)に倒(たお)れていた子猫(こねこ)を助けた。
・道(みち)に迷(まよ)っていたおばあさんを助けた。

②助けてくれました・助けてもらいました
(助けてくださいました/いただきました)
=他の人が、自分や自分の家族などを助けたとき。「ありがとう」という気持ちです。

・困ったとき、友達が助けてくれました。
・「今日駅で気分が悪くなっちゃったんだけど、知らない人が助けてくれたんだ。」「そっか、大変だったね。」

これも実は、他の人に教えている・報告しているイメージです。


★ちなみに、「助けられました(受け身:passive)」は、「困っていることや事故などがあったとき」のイメージ。こちらは"save"や"resque"に近いです。
・消防車が来て、火事があった建物から、人が助けられた。
・辛いことがあったとき、この本のメッセージに助けられた。


③実際(じっさい)によく使う「助かる」と「助けになる」


相手に直接「ありがとう」と言いたいとき、「助けてくれてありがとう」という言い方もありますが、
私がよく使うのは「助かった」「助かりました」です。
「助ける」は他動詞(たどうし:transitive)ですが、「助かる」は自動詞(じどうし:intransitive verb)です。

・「引っこし、手伝ってくれてありがとう!助かった!」
・「お手伝いいただき、ありがとうございました。大変助かりました。」
・「ごめん、ちょっと100円貸してくれない?」「いいよ」「ありがとう、助かる!後で返すね!」

※でも、これは友だちや同僚(どうりょう)、後輩(こうはい)だけです。
「助かりました」は上司など目上の人にはあまり使いません。

ほかにも、「何かがわかって安心した」というときも「助かった!」とよく言います。
・(やばい、遅刻(ちこく)だ!あれ?教室(きょうしつ)に着いたけど、先生がまだ来ていない。あ~、助かった。)
・(ああ、どうしよう。暑い。のどがかわいたけど、飲み物を忘れた。・・・あ、あそこにコンビニがある!助かった!)

「助けになる」という言い方もあります。
・「この本はとても詳(くわ)しく書いてあって、理解(りかい)の助けになりました」

「×田中さんは助けになりました」のように「人」は主語(しゅご)にしません。

さて。最初(さいしょ)の質問(しつもん)について。

先生の説明(せつめい)などを聞いて、That (your explanation) helped me a lot.というときは、「助ける」を使わないで、
✕「その説明は助けました/助けてくれました」
✕「その説明は助かりました」

〇「なるほど、そういうことなんですね」
〇「よくわかりました」と言うことが多いです。

「助けてくれました」「助かりました」ということばは、「相手のおかげで私は楽になりました」という意味があり、自分の視点(してん)から話しています。ですから、目上の人に使うと失礼8しつれい)になってしまいます。

✕「先生/○○さんは今日よく教(おし)えましたね!」も同じです。
これは相手を評価(ひょうか)する言い方なので、これも失礼(しつれい)。
「ありがとうございました」だけ言う方が自然(しぜん)になります。


ちょっとややこしいですが、使(つか)い分(わ)けてみてください。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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