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・小さな観察メモ|go は本当に「行く」なんだろうか

Nao705

※「小さな観察メモ」は、レッスンの中で気になったことや、学習者の変化、学習プロセスについて考えていることを気まぐれに残しているメモです。まだ整理しきれていないことも多く、後から形が変わることもあります^^



英語を勉強していると、

 

go = 行く

 

と習います。

 

もちろん間違いではありません。

 

でも最近、本当に同じなんだろうか、と思うことがあります。

 

きっかけは、

 

Here you go.

 

という表現でした。

 

「はい、どうぞ」

 

という意味で使われる、とてもよく知られた表現です。

 

でも、よく考えると少し不思議です。

 

ここには「行く」という意味が、ほとんど見当たりません。

 

似た例は、他にもあります。

 

The milk went bad.(牛乳が腐った)

 

Time goes by.(時間が過ぎる)

 

The meeting went well.(会議はうまくいった)

 

どれも自然な英語ですが、日本語の「行く」とは、だいぶ違う使われ方をしています。

 

もちろん、「行く」から意味が広がった、と説明することもできます。

 

でも私は最近、少し別の見方をすることがあります。

 

もしかすると、go は最初から「行く」ではないのかもしれない、と。

 

何かが進む。

 

何かが展開する。

 

何かが移り変わる。

 

そんな、もっと抽象的な感触が先にあって、その一つの現れ方として「行く」があるのではないか。

 

そんなふうに感じることがあります。

 

だから私には、

 

Here we go.

 

を聞いたときも、

 

「私たちが行く」

 

というより、

 

何かが動き出す感じ、

 

何かが始まる感じが、先にやってきます。

 

もちろん、これは辞書的な説明ではありません。

 

単なる個人的な観察です。

 

ただ、外国語を学んでいると、

 

つい単語と単語を対応させたくなります。

 

go = 行く

 

のように。

 

でも本当は、

 

go と「行く」は同じものではなく、

 

少し違う場所にいる言葉なのかもしれません。

 

そして、もしかすると外国語学習の難しさの一部は、ここにあるのかもしれません。

 

私たちは単語を覚えようとするとき、

 

つい日本語の言葉を貼り付けます。

 

でも実際には、

 

英語の単語にも、

 

日本語の単語にも、

 

それぞれ独自の感触や広がりがあります。

 

その感触に少しずつ触れていくことが、

 

単語を覚えることとは、また少し違う、

 

外国語を身につけるということなのかもしれません。

 

そんなことを考えながら、最近は go という単語を眺めています^^

 

ーーー

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Comments (1)

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  • ZHICU

    まさに今goを眺めています。たしかにそうです。気づきの多いコラムとノートありがとうございます。

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