日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
韓国語を勉強していると、
ある日突然、
意味の分からない言葉に出会うことがあります。
꽃부리 영입니다.
(花の英の「ヨン」です。)
私が初めて聞いた時もそうでした。
名前の話をしていたはずなのに、
急に「花」が出てきたのです。
「え? 花?」
「何の話だろう?」
と、頭の中が一瞬止まりました。
実はこれ、
韓国人が名前の漢字を説明する時によく使う表現です。
例えば、
「영수(ヨンス)」という名前の人がいたとします。
すると、
"영 자가 어떤 영인가요?"
(ヨンはどのヨンですか?)
と聞かれることがあります。
日本語でも、
「木村の村です」
「山田の山です」
のように説明することがありますよね。
ただ、韓国語には少し面白い特徴があります。
それは、
漢字そのものではなく、
その漢字が持つ意味で説明することが多いという点です。
例えば、
꽃부리 영(英)
길 영(永)
영화로울 영(榮)
비칠 영(映・暎)
同じ「영」でも、
漢字が違えば意味も変わります。
だから、
意味を添えることで、
どの漢字なのかを相手に伝えるのです。
これは「영」だけではありません。
지혜 지(智)
은혜 은(恩)
바를 정(正)
아름다울 미(美)
なども、
名前を説明する時によく耳にする表現です。
私はこの文化を知った時、
なるほどと思うと同時に、素敵だなとも感じました。
なぜなら、
韓国人は名前を説明しながら、
同時にその名前の意味まで伝えているからです。
例えば、
「지혜 지」。
そこには「知恵」という意味があります。
「은혜 은」には「恵み」。
「아름다울 미」には「美しさ」。
もちろん、
普段からその意味を意識して
生活しているわけではないかもしれません。
それでも、
名前を説明するたびに、
その漢字が持つ意味が自然と会話の中に現れます。
考えてみると、少し不思議です。
自分の名前を説明しているだけなのに、
そこには親や家族が名前に込めた願いまで、
ほんの少し顔をのぞかせているのですから。
韓国語を学んでいると、
単語や文法だけでは見えてこない文化に出会うことがあります。
꽃부리 영
も、その一つでした。
最初は謎の言葉に聞こえます。
でも意味を知ると、それは単なる漢字の説明ではありません。
その人の名前に込められた想いや由来を、
ほんの少しだけ教えてくれる言葉なのです。
次に韓国人の自己紹介を聞く機会があったら、
ぜひ耳を澄ませてみてください。
もしかすると、
その短い一言の中に、
辞書には載っていない、
その人だけの物語が隠れているかもしれません。
そっと耳を澄ませてみると
その世界が少し違って見えてくるはずです^^
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