子どもに,つい聞きたくなる言葉です。
ワークを何ページ進めたのか。
宿題は終わったのか。
英単語を何回書いたのか。
テスト前に何時間机に向かったのか。
もちろん,勉強量を見ることは大切です。
何もやらずに点数だけ上がる,
ということはあまりありません。
ある程度の時間をかけることも必要です。
ワークを進めることも,宿題を終わらせることも大切です。
でも,伸びる子の親は,そこで終わりません。
「何ページやったの?」だけでなく,
「何ができるようになった?」と聞きます。
ここが大きな違いです。
勉強で大切なのは,
「やったかどうか」だけではありません。
その勉強によって,
何が分かるようになったのか。
どの問題が解けるようになったのか。
どこで間違えたか分かったのか。
次は何に気をつければよいのか。
ここまで見えて,初めて頑張りは点につながり始めます。
伸びる子の親は,頑張りをほめます。
でも,ほめるだけで終わらせません。
頑張りが,点につながる形になっているか。
そこを見ています。
■ 「頑張ったね」で終わらせない
同じワークでも,
答えを写して終わったのか。
間違えた問題をもう一度解いたのか。
どこで間違えたかを確認したのか。
似た問題を自力で解けるようにしたのか。
そこには大きな違いがあります。
英単語も同じです。
何度も書いた。
でも,見ないで言えるか確認したか。
日本語を見て英語が出てくるか試したか。
文の中で使えるか確認したか。
ここまで見ると,勉強の中身が見えてきます。
大切なのは,努力の量だけではありません。
努力の中身です。
■ 「もっと」より「どこを」
勉強が点につながらない時,親はつい言いたくなります。
「もっと勉強しなさい。」
「もっと集中しなさい。」
「もっと丁寧にやりなさい。」
でも,「もっと」は少しあいまいです。
子どもからすると,
「何をもっと?」
となることがあります。
伸びる子の親は,「もっと」だけで終わらせません。
「どこで間違えた?」
「どの問題で止まった?」
「この問題のポイントは何だった?」
「次は何に気をつける?」
このように,見る場所を具体的にします。
「もっと」は気持ちに向かう言葉です。
「どこを」は行動に向かう言葉です。
頑張りを点につなげるには,
気持ちを責めるより,
行動を具体的にする方が近道になることがあります。
■ 解き直しノートに書くようなことを言えるか
コラムの第11回から第13回では,
訂正ノートや解き直しノートについてお話ししました。
間違えた答えを赤で写すだけでは,点につながりにくい。
大切なのは,
何がポイントだったのか。
自分はどこで間違えたのか。
次は何に気をつければよいのか。
そこまで見直して書くことです。
ノートに書くだけでなく,
普段から,子どもが自分の言葉で言えることも大切です。
たとえば,
「この問題は,まず何を聞かれているかを読み取るのがポイントだった。」
「公式は覚えていたけれど,使う場面を間違えた。」
「計算ミスではなく,最初の式の作り方が違っていた。」
「英単語は覚えたつもりだったけれど,日本語から英語にする練習が足りなかった。」
このように言える子は強いです。
なぜなら,間違いをただ直しているのではなく,
自分の考え方を見直しているからです。
点につながる勉強では,
「やったかどうか」
だけでなく,
「何がポイントだったか」
「自分はどう間違えたか」
を説明できることが大切です。
■ 中学生は手順,高校生は本人の言葉
中学生のうちは,親がある程度,
勉強の手順を一緒に作ることが必要な場合があります。
「今日はワークを1ページやろう。」
「間違えた問題を3問だけ直そう。」
「英単語を10個確認しよう。」
このように最初の一歩を具体的にすると,
動き出しやすくなる子もいます。
ただし,いつまでも親が全部決めるのではなく,
少しずつ選ばせていくことも大切です。
「計算ミスと文章題,今日はどっちを直す?」
「ワークと単語,どちらを先にする?」
このように,自分で考える練習をしていきます。
一方で,高校生になると,
少しずつ本人の言葉が必要になります。
「自分はどこが分からないのか。」
「何を先に確認したいのか。」
「テストまでに何をできるようにしたいのか。」
こうしたことを自分で言えるようになることも,
学力の一部です。
中学生は,手順を一緒に作る。
高校生は,本人の言葉を増やす。
この違いを意識すると,親の関わり方も少し変わってきます。
■ 頑張りを,点につながる形に整える
頑張った。
でも,何ができるようになったか分からない。
これでは,次につながりにくいことがあります。
反対に,
何が分かったのか。
どこで間違えたのか。
次は何を直すのか。
こうしたことを自分の言葉で言えるようになると,
家庭学習は変わっていきます。
伸びる子の親は,
「どれだけやったか」だけでなく,
「何ができるようになったか」
を見ています。
そこに,点につながる努力のヒントがあります。
■ 25分体験で,努力の方向を一緒に整理できます
25分の体験レッスンでは,
お子さんのノート,ワーク,テストの間違え方を見ながら,
どこで止まっているのか。
何を優先すればよいのか。
どの努力が点につながりやすいのか。
これらを一緒に整理します。
努力を責めるのではなく,
努力が結果につながる形に整える。
そこから,家庭学習は変わり始めます。
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