洋書を読んでいると、「そんな言い方をするんだ!」と立ち止まりたくなる一文に出会うことがあります。
『Anne of Green Gables(赤毛のアン)』第1章に出てくる、この表現もその一つです。
She thought in exclamation points.
直訳すると、
「彼女は感嘆符で考えた。」
……ちょっと不思議ですよね。
この場面で驚いているのは、おしゃべり好きで好奇心旺盛なレイチェル夫人。マリラから「孤児院から男の子を迎える」と聞かされて、頭の中は大混乱です。
A boy!
Marilla and Matthew Cuthbert adopting a boy!
From an orphan asylum!
次々と驚きが押し寄せてきて、頭の中には「!」ばかり。
そこで作者は、「とても驚いた」とは書かずに、
She thought in exclamation points.
という、思わず笑ってしまうような表現を選びました。
英語には、こんなふうに句読点まで比喩にしてしまう面白さがあります。
意味を知るだけなら辞書で十分ですが、「どうしてこの言い方なんだろう?」と少し立ち止まると、登場人物の表情や息づかいまで見えてくるような気がします。
洋書を読む楽しさは、ストーリーを追うことだけではありません。
言葉の向こうにいる人を想像すること。
そんな小さな発見を、一緒に味わうレッスンを開いています。
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