日本語・韓国語講師の Hayoung_Eiko です ^ ^
韓国ドラマや韓国人との会話で、
「뭐랄까…」
という表現を耳にしたことはありませんか?
これは、学習者の方がよく知っている
「뭐라고 할까」 が縮まった形です。
意味はどちらも、「何と言えばいいかな」「何というか」。
もちろん
「뭐라고 할까」 でも間違いではありません。
でも、実際の会話では
「뭐랄까」 を耳にする場面がずっと多くあります。
例えば、
「뭐랄까... 그냥 느낌이 좋아.
(何というか……ただ、感じがいいんだよね。)」
この一言には、「何と言えばいいだろう」と少し立ち止まり、
自分の気持ちにぴったりの言葉を探しているような
そんな空気があります。
だからこそ、感想を話すときや、
うまく言葉にできない気持ちを伝えたいときに、
自然と選ばれる表現なのです。
実は、こうした「自然な韓国語の選び方」という点では、
もう一つ似た例があります。
「그곳에서」 と 「거기서」。
どちらも「そこで」という意味ですが、
日常会話では 「거기서」 のほうをよく耳にします。
もちろん 「그곳에서」 が間違いというわけではありません。
ただ、「그곳에서」 は少し文章的で、
「その場所で」と改めて指しているような響きがあります。
一方で 「거기서」 は、
会話の中で自然に口から出てくる表現です。
例えば、
「거기서 기다릴게.
(そこで待ってるね。)」
こうした違いは、教科書だけではなかなか気づけません。
私自身も、韓国語の先生との何気ない会話の中で、
少しずつ教えていただいた表現です。
その中でも印象に残っているのが、
この 「뭐랄까」 と 「거기서」 でした。
そのとき先生が、
こんなふうに声を掛けてくださいました。
「そのほうが、Hayoungさんらしく聞こえると思うよ。」
その一言が、不思議と心に残りました。
「ネイティブみたいですね。」ではなく、
「Hayoungさんらしい。」
そう言っていただけたことが、
とても嬉しかったのを覚えています。
後から振り返ると、
その言葉が私の韓国語との向き合い方を
少し変えてくれたように思います。
「自然な韓国語」と、「自分らしい韓国語」は、
少し違うのかもしれない。
そんなことを考えるようになりました。
「韓国人なら、どんな言葉を選ぶだろう。」
そう考えることは、
いつしか
「私は、どんな言葉で伝えたいんだろう。」
と、自分に問いかけることでもありました。
もしかすると語学は、
単語や文法を増やしていくことだけではなく、
自分らしく伝わる言葉を、
一つずつ見つけていく旅なのかもしれません。
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