日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです ^ ^
前回は、「努力」を表す韓国語をご紹介しました。
でも韓国語には、その先があります。
韓国ドラマや映画を見ていると、
「力を振り絞る。」
「歯を食いしばる。」
「命を懸ける。」
そんな場面を目にすることがあります。
日本語では、どれも「一生懸命」や「必死」
と表現されることが多いですよね。
でも韓国語では、その"必死さ"にも細かな違いがあります。
私も最初は、「ここまで言い分けるんだ。」と驚きました。
今回は、そんな「全力」「覚悟」「執着」を表す韓国語を
ご紹介したいと思います。
안간힘을 쓰다
力を振り絞る
残っている力をすべて振り絞るような場面で使われます。
【例文】
넘어지지 않으려고 안간힘을 썼어요.
(転ばないように力を振り絞りました。)
【ポイント】
体力や気力を最後まで振り絞る時によく使われます。
「もう限界だけど、あと少し頑張る。」
そんな切実な気持ちが伝わる表現です。
이를 악물다
歯を食いしばる
韓国ドラマでも本当によく耳にする言葉です。
【例文】
이를 악물고 끝까지 버텼어요.
(歯を食いしばって最後まで耐えました。)
【ポイント】
苦しくても、悔しくても諦めない。
努力というより、「耐え抜く覚悟」や「根性」を表す言葉です。
혼신의 힘을 다하다
全身全霊を尽くす
日本語の「全身全霊」が、そのまま当てはまる表現です。
【例文】
혼신의 힘을 다해 경기에 임했습니다.
(全身全霊を尽くして試合に臨みました。)
【ポイント】
体だけではなく、心も含めた「すべて」を出し切るイメージです。
スポーツや舞台、仕事など、本気で挑む場面でよく使われます。
사력을 다하다
死力を尽くす
ニュースやスポーツ中継で聞いたことがある方も多いかもしれません。
【例文】
사력을 다해 환자를 살렸습니다.
(死力を尽くして患者を救いました。)
【ポイント】
「死力」という言葉の通り、命懸けと言ってもいいほど、
持てる力をすべて注ぐ時に使われます。
緊迫感のある場面でよく使われる表現です。
목숨을 걸다
命を懸ける
韓国語の中でも、とても力強い表現の一つです。
【例文】
그는 가족을 위해 목숨을 걸었습니다.
(彼は家族のために命を懸けました。)
【ポイント】
本当に命を懸ける場面だけでなく、
「それほどの覚悟で挑む」という比喩としてもよく使われます。
韓国ドラマがお好きな方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
목을 매다
~に執着する・~に固執する
実は、この表現だけは少し注意が必要です。
【例文】
한 가지 방법에만 목을 맬 필요는 없어요.
(一つの方法だけにこだわる必要はありません。)
【ポイント】
日本語では「必死になる」と訳されることもありますが、
韓国語では「一つのことに執着する」「それしか見えなくなる」
という意味で使われることが多い表現です。
努力を褒める言葉というより、
「少しこだわり過ぎているね。」
そんなニュアンスを含むこともあります。
私も最初に知った時は、
「同じ"必死"でも、こんなに違うんだ。」と驚きました。
日本語では、どれも「一生懸命」や「必死」
と訳されることがあります。
でも韓国語では、その人がどんな気持ちで頑張っているのか。
どれほどの覚悟で前に進もうとしているのか。
そんな心の動きまで、言葉によって細かく表現できます。
だから韓国ドラマや映画では、
同じ「頑張る」場面でも、登場人物の気持ちが
よりリアルに伝わってくるのかもしれません。
そんな違いに気づくたびに、
「頑張る」という一言だけでは表しきれない
韓国語の面白さを、改めて感じます ^ ^
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