日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです ^ ^
最初は夢中だったのに、
ある日ふと、
「あれ? 前ほど気にならなくなっているかも。」
そんなふうに感じたことはありませんか。
毎週楽しみにしていたドラマを、
「今日は見なくてもいいかな。」
と思うようになったり、
新曲が出たらすぐ聞いていた歌手なのに、
気づけば後回しになっていたり。
嫌いになったわけではない。
でも、最初の頃のようなワクワクもしない。
日本語では、
「興味がなくなった」
と一言で言ってしまうことが多いですよね。
ところが韓国語には、
この「前ほど好きじゃない」という曖昧な気持ちにも、
いくつかの表現があります。
例えば、
흥미가 떨어지다
질리다
싫어하다
どれも気持ちが少し離れていく場面で使われますが、
実は、それぞれ違う心の動きを表しています。
まず紹介したいのが、
흥미가 떨어지다です。
直訳すると、
「興味が落ちる」。
つまり、
興味や関心が以前より弱くなった状態を表します。
ここで大切なのは、
嫌いになったわけではない
ということです。
面白くないわけでもありません。
ただ、
以前ほど心が動かなくなった。
そんな時に使います。
例えば、
最初は毎週楽しみに見ていたドラマ。
でも最近は、
見逃してもあまり気にならない。
そんな時には、
처음에는 재미있었는데 점점 흥미가 떨어졌어요.
最初は面白かったのですが、だんだん興味が薄れました。
と言えます。
また、
요즘은 예전보다 그 가수에게 흥미가 떨어진 것 같아요.
最近は以前より、その歌手への興味が薄れた気がします。
というように、
人や趣味に対してもよく使われます。
「嫌い」ではなく、
熱量が少し下がった状態。
それが 흥미가 떨어지다 です。
次は、
질리다。
これは、
同じことを繰り返したことで、
新鮮さがなくなり、
「もう十分。」
と感じる時の表現です。
例えば、
お気に入りの曲でも、
毎日何度も聞いていると、
너무 많이 들어서 이제 좀 질렸어요.
あまりにもたくさん聞いたので、少し飽きました。
と言えます。
食べ物でも、
일주일 내내 같은 음식을 먹었더니 질렸어요.
一週間ずっと同じ料理を食べたら、飽きました。
と自然に使われます。
흥미가 떨어지다は、
関心そのものが弱くなること。
一方、
질리다は、
繰り返した結果、
新鮮さがなくなってしまうこと。
似ていますが、
気持ちが変化した理由が違うんですね。
最後は、
싫어하다です。
これは、
人や物事を
「好きではない」
「嫌う」
という意味です。
例えば、
저는 사람이 많은 곳을 싫어해요.
私は人が多い場所が嫌いです。
그 사람은 기다리는 것을 정말 싫어해요.
その人は待つことが本当に嫌いです。
一方、
「前は好きだったけれど、嫌いになった」
という変化を言いたい時には、
싫어하다ではなく、
싫어지다
を使います。
같은 문제가 계속 반복되니까 점점 싫어졌어요.
同じ問題が繰り返されるので、だんだん嫌になりました。
싫어하다は現在の気持ち。
싫어지다は気持ちの変化。
ここも韓国語らしい細かな使い分けですね。
こうして見てみると、
同じように気持ちが離れているようでも、
その理由は少しずつ違います。
흥미가 떨어지다
→ 前ほど心が動かなくなった
질리다
→ 繰り返して飽きた
싫어하다・싫어지다
→ 好きではない・嫌いになった
例えば、
好きだったドラマを見なくなったとしても、
興味が少し薄れたのかもしれません。
同じ展開が続いて飽きたのかもしれません。
あるいは、
本当に嫌になってしまったのかもしれません。
日本語では、
「前ほど好きじゃない。」
の一言で済ませてしまう気持ちも、
韓国語では、
흥미가 떨어진 것인지.
질린 것인지.
싫어진 것인지.
少しずつ違う言葉で表します。
だから韓国語を勉強していると、
単語が増えるだけではなく、
自分の気持ちの変化まで、
少し丁寧に見つめられるような気がします。
それも、韓国語の面白さの一つなのかもしれません ^^
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