こんにちは。Emiko.Hです。
今日は「スキーマのおはなし」です。
みなさんは、バラエティ番組などで
「伝言ゲーム」を見たことはありますか?
あるいは、学校や職場のレクリエーションで
実際にやったことがある方もいるかもしれません。
最初の人が伝えた言葉が、
最後の人にはまったく違う言葉になってしまう、
あのゲームです。
「ちゃんと聞いていなかったんじゃない(・᷄ω・᷅)?」
と思いがちですが、実はそうとは限りません。
私たちの脳は、聞いたことをそのまま録音しているわけではないからです。
心理学には、「スキーマ(schema)」という考え方があります。
スキーマとは、これまでの経験や知識から作られた、
頭の中の知識の枠組みのことです。
私たちは新しい情報を受け取るとき、
この枠組みを使って意味を理解しています。
そのため、聞き取れなかった部分や曖昧だった部分を、
無意識のうちに自分の知識で補ってしまうことがあります。
伝言ゲームで言葉が少しずつ変わってしまうのも、そのためです。
しかし、スキーマが働くのは伝言ゲームだけではありません。
私たちが普段行っている「読む」「聞く」「話す」といった
言語活動にも深く関わっています。
たとえば、
I have a cold.
という英文。
英語に慣れていない頃は、cold=冷たいと結びつけてしまい、
「私は冷たいものを持ってる...?」
と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、英語に触れるうちに、
I have a cold.=風邪をひいている
という新しいスキーマができると、
もう「冷たい」とは考えなくなります。
リスニングでも同じです。
聞き取れなかった単語があっても、前後の話の流れから、
「たぶん、こう言ったのだろう」
と予測しながら聞いています。
つまり、私たちは耳だけで聞いているのではなく、
脳でも聞いているのです。
もちろん、スキーマは便利なだけではありません。
ときには思い込みとなり、勘違いや聞き間違いを生むこともあります。
「私は聞こえたとおりに理解した」
と思っていても、実際には、
自分のスキーマを使って足りない情報を補っているのかもしれません。
英語が聞き取れるようになる過程も、
文章を読んで内容を理解する仕組みも、
日常で人の話を誤解してしまうことも。
その背景には、スキーマという心の働きがあります。
心理学を学ぶようになってからは、
「人は見たまま、聞いたままを理解しているわけではない」
ということを、以前より強く意識するようになりました(゚∀゚)
経験や知識から作られた「スキーマ(知識の枠組み)」を通して、
世界を理解している...。
そう考えると、人とのすれ違いも、
少し違って見えてくる気がします( ˘ω˘ )
一つひとつ語彙を増やしていくことで、
言葉を理解するためのスキーマも豊かになっていきます。
もし英語に興味があれば、
0分の添削レッスンで気軽にアウトプットしてみませんか?
Emikoがお送りする漢字を使って、
まずは日本語で作文を書いてみましょう。
次に、「この言葉は英語で何と言うんだろう?」と調べながら、
英作文に挑戦します。
文がうまく作れなくても大丈夫。
調べた英単語だけでもOKです♪
添削では、より自然な表現や文法のポイントをフィードバックします。
自分の言葉で表現する楽しさを、一緒に味わっていきましょう♪