「小論文って何をどう書けばいいのかさっぱり分からない…」
「そもそも『作文』と『小論文』って何が違うの?」
「志望校の入試で小論文が必要になったけれど、今からでも間に合うかな…」
大学受験に向けて頑張っている高校生のみなさんも、温かく見守っている保護者様も、「小論文」の対策ってどう進めればいいか悩みますよね。
英語や数学と違って「これを暗記すればOK!」という明確な答えが見えにくいので、ついつい対策を後回しにしちゃったり、「文章を書くセンスがないから無理かも…」と諦めそうになったりしがちです。
でも、どうぞ安心してください!
小論文はセンスや才能で書くものではありません。「正しい書き方の型(組み立て方)」と「理由の伝え方のコツ」さえ知っていれば、誰でもたった3ヶ月で合格レベルの文章が書けるようになります。
今回は、小論文が初めての人でも3ヶ月でバッチリ書けるようになる「超具体的な勉強プラン」と、テストで減点されないための「原稿用紙のルール」を分かりやすくご紹介しますね!
1. そもそも「作文」と「小論文」は何が違うの?
対策をはじめる前に、まずは「作文」と「小論文」の違いをスッキリ整理しておきましょう!ここを勘違いしていると、どれだけ綺麗な文章を書いても点数がもらえなくなっちゃいます。
-
作文とは?
自分の「体験したこと」や「素直な感想・気持ち」を書く文章です。(例:「〇〇へ行って楽しかった」「△△だと感じた」)
-
小論文とは?
出された課題(テーマ)に対して「自分の意見」を伝えて、なぜそう思うのかという「客観的な理由」を出して、読む人(採点者さん)を「なるほど!」と納得させる文章です。
小論文で求められているのは、小説家のようなオシャレな表現ではありません。「筋の通った考え方(論理的思考力)」です。「私はこう考えます。なぜなら〜だからです」という型に沿って考えを組み立てることが、一番の大切なポイントですよ!
2. たった3ヶ月で合格答案が書ける!ステップ別勉強プラン
小論文の対策は、順番を守って少しずつステップアップしていくのが一番の近道です。3ヶ月を3つの時期に分けた勉強プランを見ていきましょう!
【1ヶ月目】:まずは「書き方の型」と「知識」をインプット!
最初の1ヶ月は、いきなり長い文章を書こうとしなくて大丈夫です!まずは小論文の「型(段落の組み方)」と「書くためのネタ(知識)」を集めることからスタートしましょう。
① 基本のフォーマット「4段落構成」を覚える
小論文は、次の「4つの段落」に分けて書くと、どんなテーマでもスッキリ筋の通った文章になります。
-
第1段落:自分の意見(結論)をズバッと書く
課題に対して「〜について、私は〇〇だと考えます」と、最初に結論を伝えます。
-
第2段落:そう考える理由と具体例を書く
なぜそう思うのかの理由を書きます。ニュースで見たことや実際の体験などを挙げると、説得力が一気に高まります!
-
第3段落:「たしかに別の意見もあるけれど…」と反対意見にも触れる
「たしかに〜という考え方もあります。しかし…」と書くことで、「自分と違う考え方のこともちゃんと分かってますよ!」という柔軟さをアピールできます。
-
第4段落:最後にもう一度まとめ(最終結論)
第1段落で伝えた自分の意見を、言葉を変えてもう一度しっかりと伝えて締めくくります。
② ニュースや時事ネタに興味を持ってみる
説得力のある具体例を書くためには、世の中のニュースの知識が役に立ちます。医療、教育、環境、AIなど、自分の受けたい学部に関係がありそうなテーマのニュースや、小論文用のネタ本(『テーマ別小論文ネタ本』など)をパラパラ読んで「へぇ〜!」と知識を増やしておきましょう。
【2ヶ月目】:実際に書いてみよう!「実践と自分で見直し」
型のパターンが頭に入ったら、いよいよ原稿用紙に文章を書いていくフェーズです!
① 週に1〜2本、600文字から800文字書いてみる
まずは標準的な長さの過去問や練習問題にチャレンジしてみましょう。最初は時間を気にせず、じっくり時間をかけて「4段落構成」を守って書くことを意識します。
② 書き終わったら「セルフチェック」をしてみる
書き終わったらそのままにせず、自分で次のポイントを読み直してみましょう!
-
聞かれていることにちゃんと答えているかな?
-
「自分の主張」と「その理由」がズレていないかな?
-
文末が「〜だ・である」で統一されているかな?(「〜です・ます」になっていないかチェック!)
-
原稿用紙の8割以上は埋まっているかな?
【3ヶ月目】:本番対策!「時間計測と先生の添削」
最後の1ヶ月は、本番を意識したトレーニングと仕上げを行っていきます!
① 時間を測って過去問を解く
「60分で800文字」のように本番と同じ時間を測って解いてみましょう。「最初の10分で構成(メモ)を考えて、45分で書いて、最後の5分で見直す」という時間配分の感覚を身体に染み込ませます。
② 必ず学校の先生や塾の先生に「添削」してもらう
小論文の独学で一番もったいないのが、「自分では完璧に書けたつもりに着地しちゃう」ことです。小論文は必ず誰か他の人に読んでもらって、アドバイス(添削)をもらうことがレベルアップの一番の秘密です。
自分では気づけなかった考え方の「スキ」やマナー違反を教えてもらって、指摘されたところをもう一度書き直してみる(リライト)と、驚くほど文章力が上がりますよ!
3. ここは減点されやすい!「原稿用紙の書き方ルール」
小論文では、内容だけでなく「原稿用紙を正しく使えているか」もチェックされます。ちょっとしたルール違反で損をしないよう、しっかり確認しておきましょう!
ルール①:語尾は「〜だ」「〜である」でそろえる
作文では「〜です」「〜ます」を使うことが多いですが、小論文では客観的な文章にするために、語尾はすべて「〜だ・である」に統一します。1箇所でも「〜です」が入るともったいないので気をつけましょう!
ルール②:段落をはじめるときは「1マスあける」
新しい段落をはじめるときは、一番上の1マスを空けて、2マス目から書きはじめます。
ルール③:句読点(「。」や「、」)の決まり
-
句読点(「。」や「、」)は1マスに1文字書きます。
-
行の一番上のマスに「。」や「、」が来るのはNGです!もし行の一番上になっちゃいそうなときは、前の行の一番下のマスの「中」に一緒に書くか、マス目の外の右下にちょこんと書き添えます。
-
小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」なども、1マスに1文字使います。
ルール④:数字の書き方
-
縦書きの原稿用紙の場合:数字は「一、二、三」などの漢数字を使います。
-
横書きの原稿用紙の場合:数字は「1、2、3」などのアラビア数字を使います。1マスに2つまで数字を入れるのが一般的なマナーです。
ルール⑤:普段の「話し言葉」を使わないように注意!
ついつい普段の会話で使っている言葉が出ちゃわないように気をつけましょう!
-
「やっぱり」:「やはり」に書き換える
-
「いろんな」:「様々な」「多種多様な」に書き換える
-
「〜とか」:「〜など」に書き換える
-
「すごく」「とても」:「非常に」「著しく」に書き換える
-
「私的には」:「私としては」「私の考えでは」に書き換える
4. 保護者様へ:小論文にチャレンジするお子様への優しいサポート
小論文の対策をはじめると、多くのお子様が「何を書けばいいか全然思い浮かばない…」とフリーズしてしまいます。ご家庭でできる優しいサポートのコツをご紹介しますね。
① 「正解はひとつじゃないよ」と安心させてあげる
小論文には「たったひとつの正しい答え」はありません。「自分の考えにちゃんと理由がついていれば、賛成でも反対でもどっちでも大正解なんだよ」と伝えてあげるだけで、お子様のプレッシャーがふわっと軽くなります。
② 日常の会話で「どう思う?」と聞いてみる
ごはんの時などに「最近のAIのニュース見た?どう思う?」なんて、軽いテーマで意見を聞いてあげるのがとっても効果的です。「自分の考えを言葉にして人に伝える」という経験が、そのまま小論文のアイデアの引き出しになっていきますよ!
5. まとめ:正しい「型」を身につけて、小論文を得意にしちゃおう!
小論文は、決して難しく考える必要はありません。正しい順番で練習していけば、誰でも3ヶ月で自信を持って原稿用紙を埋められるようになります!
-
1ヶ月目:基本の「4段落構成」の型とニュースの知識を集める
-
2ヶ月目:週1〜2本書いてみて、自分で読み直す
-
3ヶ月目:時間を測して解き、必ず先生に添削してもらって書き直す
-
原稿用紙の書き方ルール(「〜だ・である」、句読点など)を完璧にする
小論文で身につく「自分の考えをわかりやすく相手に伝える力」は、大学に入ってからのレポート作成や、将来の就職活動でもずっと役に立つ一生もののスキルになります。
まずは今日、ノートを開いて「4段落構成の型」をメモすることからスタートしてみませんか?
みなさんの志望校合格を、心から応援しています!
コメント (0)