日本語・韓国語講師の Hayoung_Eikoです ^ ^
韓国語を勉強していると、
単語の意味は分かる。
文法も分かる。
でも、日本語にするとなんだかピンとこない。
そんな表現に出会うことがあります。
先日、そんな話になったのが、
「잘 컸다」
「잘 키우셨다」
という表現でした。
잘 컸다 は、直訳すれば
「よく育った」。
日本語らしく訳そうとすると、
「立派に育った」
あたりが浮かぶかもしれません。
でも、日本語で誰かを見て、
「立派に育ったね~!」
と言う場面を考えてみると……
日常会話としては、ちょっと大げさに感じることもありませんか?^^
日本語の「立派」には、単に「よく成長した」という以上に、
その人や行動を高く評価するニュアンスがあります。
もちろん、
「まあ、立派になって!」
「本当に立派ですね」
という表現も使います。
ただ、普段の何気ない会話なら、
「大きくなったね~!」
「すっかりお兄ちゃんになったね」
「しっかりしたね!」
など、もう少しやわらかく表現することも多いですよね。
一方、韓国語の 「잘 컸다」 は、
単に体が「大きくなった」という意味だけではありません。
成長した姿を見て、
「いい子に育ったね」
「素敵に成長したね」
「本当によく育ったね」
そんな感心や愛情を込めて使うことができます。
つまり、日本語の「立派」という一語に当てはめて覚えるより、
相手がここまで成長したことを喜び、褒める表現
として捉えておくと、韓国語の感覚がつかみやすくなります。
そして、もう一つ面白いのが、
「잘 키우셨네요.」
という表現。
키우다=育てる なので、直訳すれば、
「よく育てられましたね」
となります。
でも、日本語で親御さんに、
「本当によく育てられましたね」
と言うと、どうでしょう。
間違いではありませんが、場合によっては少しだけ、
こちらが相手の「子育て」を評価しているようにも聞こえます。
韓国語では、
「정말 잘 키우셨네요.」
と親御さんに伝えることで、
「本当にいいお子さんですね」
「素敵に育てられましたね」
という、子どもへの褒め言葉と、
ここまで育ててきた親への称賛を一緒に伝えることができます。
こういう表現に出会うと、言葉って面白いなと思います。
日本語では少し大げさに感じる。
でも、韓国語ではごく自然に気持ちが伝わる。
反対に、日本語なら何気なく言えるのに、
韓国語にそのまま置き換えると少し違って聞こえることもあります。
だからこそ、韓国語を勉強するとき、
「日本語では何と言う?」
だけで終わらせず、
「韓国語では、どんな気持ちでこの言葉を使うんだろう?」
と考えてみる。
そうすると、単語の意味だけでは見えなかったものが、
少しずつ見えてきます。
言葉を学ぶということは、
正しい訳を一つ覚えることだけではなく、
その言葉が自然に出てくる
「心の動き」まで知っていくことなのかも。
そんなところにも、
外国語を学ぶ面白さがあるのかもしれませんね ^^
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