講師のKaorinaです。
数日前、いつものようにChatGPTのGPTsを使っていて、
「あれ?新しいGPTが保存できない?」と気づきました。
調べてみると、2026年8月現在、ChatGPTの個人アカウントでは、新しいGPTの作成や公開ができなくなっています。
対象はFreeだけではなく、Go、Plus、Proも含まれています。
一方で、これまでに作成したGPTは引き続き利用でき、条件を満たしていれば編集も可能です。
OpenAIの公式ヘルプにも、そのように案内されています。
私はGPTsをかなり便利に使っていたし、ChatGPTの有料プランを契約したのはこの機能が目当てだったので、これはちょっと残念な変更でした。
■ そもそもGPTsって何?
GPTsは、ChatGPTを自分の目的に合わせてカスタマイズできる機能です。
たとえば、
・コラムを書くためのGPT(このコラムもGPTsに私の口調などを設定して書いてもらってます)
・Excelについて質問するGPT
・文章をチェックするGPT
・外国語学習用のGPT
・特定の資料を参照して回答するGPT
など、用途ごとに「専用のChatGPT」を作ることができます。
特に便利なのが、InstructionsとKnowledgeです。
Instructionsには、
「どんな役割をするのか」
「どんな口調で答えるのか」
「どのような順番で作業するのか」
「何をしてはいけないのか」
といったルールを設定できます。
Knowledgeには、自分が用意したPDFやWord、Excelなどのファイルを登録して、その資料を参考に回答してもらうことができます。
OpenAIの公式説明でも、GPTはInstructions、Knowledge、各種機能を組み合わせて、特定の目的向けにカスタマイズできる仕組みとされています。
■ 何がそんなに便利だったの?
私がGPTsを便利だと感じていた理由は、「毎回、同じ説明をしなくていい」ということです。
普通のChatGPTでも詳しく指示を書けば、もちろんいろいろなことができます。
でも、毎回、
「この形式で書いてください」
「この言葉は使わないでください」
「この資料を参考にしてください」
「まず最初に○○を確認してください」
と入力するのは、少し大変です。
GPTなら、それらをあらかじめ設定しておけます。
一度きちんと作っておけば、次回からはそのGPTを開いて、必要な内容だけ伝えればよい。
この「最初に作っておくと、その後がラク」というところ、そして共有できるのが、実務ではとても便利でした。
■ 今回、個人プランでは何が変わった?
2026年8月20日現在、OpenAIの公式ヘルプでは、個人のChatGPTアカウントについて次のように案内されています。
Free、Go、Plus、Proでは、新しいGPTの作成と公開はできません。
ただし、すでに作ってあるGPTは引き続き利用できます。
さらに、契約プランや権限などの条件を満たしていれば、自分が以前作成したGPTを編集することもできます。
つまり、「GPTsが全部なくなった」ということではありません。
今まで作ったものについては、とりあえず使い続けることができます。
■ すでに共有しているGPTは?
ここも気になるところです。
OpenAIの現在の案内では、ユーザーは、自分にアクセス権があるGPTを引き続き利用できます。
その中には、公開されているGPTだけでなく、直接共有されたGPTも含まれています。
そのため、これまでに共有したGPTについても、共有相手にアクセス権が残っているものは、引き続き使えると考えられます。
ただし、共有方法や利用できる選択肢はアカウントや権限によって異なるため、今後の仕様変更については公式情報を確認しておいたほうがよさそうです。
■ 「じゃあ、次は何を使えばいい?」
こういう変更があると、「代わりに何を使えばいいの?」と思いますよね。
実は私自身も、今のところ「これに乗り換えるのが一番です!」と言えるほど、まだ比較できていません。
似た機能としてはGoogle GeminiのGemsなどもあり、そちらも使っているのですが、そのGemsについても、2026年10月20日に終了し、別の「Skills」という仕組みへの移行を促す通知が一部のユーザーに表示された、という報道が出ていました。
一方で、2026年8月20日現在、この終了についてGoogleから正式な発表はまだ確認されていないため、現時点では確定情報として扱わず、今後の公式発表を確認する必要があります。
一応、Claudeのプロジェクト機能も使ってはいますが、こうして見ていると、「このサービスに移れば、もう安心」という話でもなさそうです。
■ 私は、とりあえずバックアップすることにしました
そこで私は、慌てて別のAIサービスへ移るのではなく、「今まで作ったものを、自分の手元にも残しておこう」
と思っています。
具体的には、これまで作ったGPTの、
・Instructions
・使っているプロンプト
・出力ルール
・Knowledgeとして登録した資料
・そのGPTを作るときに考えた設定やメモ
などを整理して、OneNoteにバックアップしておこうかなと思っています。
GPTのInstructionsは、試しながら少しずつ修正して作ったものも多いです。
「この書き方だとうまくいかなかった」
「この指示を追加したら安定した」
そんな試行錯誤も含めて、実はかなり大切な情報です。
サービスの中だけに保存しておくのではなく、自分でも読める形で残しておけば、今後別の仕組みに変わったときにも使いやすくなります。
■ AIの機能は変わっても、自分が作ったものは残しておく
生成AIの世界は、本当に変化が速いです。
便利な新機能が登場したと思ったら、数か月後には仕様が変わる。
今後も、こうしたことはきっとあると思います。
だからといって、新しいサービスが出るたびに慌てて乗り換える必要もないのかな、と私は思っています。
今使えるものは使いながら、少しだけ備えておく。
今回の場合なら、既存のGPTはまだ利用できますし、条件によっては修正もできます。
ですから私は、しばらくはこれまで作ったGPTを使いながら、時間のあるときにInstructionsやKnowledgeを整理していこうと思います。
GPTsは、自分専用のAIを簡単に作ることができる、とても便利な機能でした。
ところが2026年8月14日以降、Free、Go、Plus、Proといった個人アカウントでは、新しいGPTを作成・公開することができなくなっています。
一方で、今までに作ったGPTは引き続き利用でき、条件によっては編集もできます。
すでに共有しているGPTについても、アクセス権があるユーザーは引き続き利用できると案内されています。
ですので、私は今のところ、急いでどこか別のサービスへ移る予定はありません。
まずは、「今まで自分が作ってきたものを、自分でも持っておく」ところから始めようと思います。
OneNoteに、GPTとGemごとにInstructionsやプロンプト、Knowledgeの資料を整理しておく。
ちょっと地味な作業ですが、こうして残しておけば、次に何か仕様が変わったときにも慌てずに済みそうです。
AIサービスや機能は変わっても、自分が試行錯誤して作ったプロンプトや仕事のルールは、自分自身の大切な資産だと思っています。
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