日本語ネイティブだからこそ教えられる韓国語がある

Jihye247

「韓国語を習うなら、やっぱり韓国人の先生がいい」——そう考える学習者の方は少なくありません。もちろんネイティブ韓国人の先生には、生きた表現や文化的な背景を肌感覚で教えてもらえるという、かけがえのない魅力があります。ですが、日本語ネイティブの先生にしかできない指導があることも、ぜひ知っていただきたいのです。
 
私自身は日本生まれ日本育ちで、韓国語の学習を始めたのは20歳のときでした。つまり、今教えている生徒さんたちとまったく同じスタート地点に立った経験があります。「この発音がどうしても口に出せない」「この文法がなぜか頭に入ってこない」——そうしたつまずきを自分自身が体験しているからこそ、単に「正しい形」を示すだけでなく、「なぜそこで間違えるのか」という原因のレベルから説明することができます。
 
これは母語である日本語の音の出し方、文の組み立て方の「クセ」を知っているからこそ可能なことです。ネイティブ韓国人の先生からすると当たり前すぎて言語化しにくい違和感も、日本語ネイティブの視点からは「日本語のこの感覚が邪魔をしているから、こうなるんですよ」と、理屈として説明できます。
 
さらに、公立高校の第二外国語(選択科目)として10年間韓国語を教えてきた中で、同じようなところでつまずく生徒を何百人と見てきました。特定の年齢・特定の学習段階で起きやすい「あるある」を、感覚ではなくパターンとして体系的に把握できているのも、長年の指導経験があってこそです。ネイティブの直感と、学習者としての実体験、そして指導者としての蓄積データ——この三つが揃っているのが、日本語ネイティブ講師の強みだと考えています。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
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