今回ご紹介する心理学的な知識は「分散学習」です。
分散学習とは、同じ内容を時間を空けて繰り返し学ぶことで、長期的な記憶の定着を促す学習方法です。
例えば、週に90分勉強するとします。
1日でまとめて90分学習する場合と、3日に分けて30分ずつ学習する場合。
同じ内容を繰り返し学ぶのであれば、一般的には後者の方が長期的な記憶の定着に効果的だとされています。
では、なぜ時間を分けることが効果的なのでしょうか?
理由の一つとして、時間を空けることで、以前学んだ内容を記憶から取り出そうとする機会が生まれるためだと考えられています。
大切なのは、無理なく続けること
ここからは、分散学習に関連して僕が普段のレッスンで感じていることです。
僕は、言語学習を週1回のレッスンだけで完結させるのは難しいと考えています。
そのため、レッスン以外の時間にも、いかに無理なく学習を続けられるかを大切にしています。
しかし、仕事や日常生活で忙しく、なかなか学習時間を確保できないというお話もよく伺います。
そして、こうした悩みを抱えている方ほど、学習に対して真摯に取り組まれているように感じます。
ただ、真面目であるがゆえに、**「せっかく勉強するなら、毎回しっかり成果を出さなくては」**と考え、学習のハードルを高くしてしまうこともあるのではないでしょうか。
その結果、勉強を始められなくなってしまっては、少しもったいない気がします。
そこで僕がおすすめしたいのは、毎日必ず達成できるような、小さな習慣をつくることです。
例えば、昨日習った韓国語の単語を一つだけ思い出してみる。
それだけでも構いません。
毎回大きな成果を出そうとする必要はありません。まずは、その小さな習慣を実行することを目標にしてみるのです。
そうすることで、レッスン以外の学習が「0」だったところから「1」になるかもしれません。
そして、以前学んだ内容を繰り返し振り返る習慣ができれば、自然と分散学習にもつながっていきます。
大切なのは、毎回どれだけ頑張ったかだけでなく、無理なく学習を積み重ねていくこと。
皆さんも、まずは自分が必ずできそうな、小さな習慣から始めてみてはいかがでしょうか?
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