私の好きなヒーローは、”オグリキャップ”です!!
田舎で生まれた馬は、誰もが競走馬にならない、単なるランニングホースと思われていた。しかし、人々の思いとは異なり、力を見せつけた。名馬と走れば、追い抜き連勝する。日本の年末に行われる有馬記念優勝とオグリキャップのブームが到来した。
しかし、その後、度重なるレースにより足を負傷する。誰もが復活を望めなかった。引退試合に選んだのは、有馬記念!!騎手は、名若手、武豊であった。しばらく、レースに出場していないオグリキャップは、うつむき加減であったらしい。そんなオグリキャップに武豊は、「おい、おまえは自分を誰だと思っている!!おまえは、オグリキャップだぞ!!」とレース前に話したそうだ。すると、顔を上げ一声「ヒヒーン」と声を出した。
憂愁の美で飾ったラストランは、日本中の競馬ファンの心を鷲つかみにした。
健気に走り続けた彼に、今でも涙が止まらない。