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Cafetalk Tutor's Column

Salon de YOKO 講師的專欄

「フレンチ・パラドックス」

2020年6月4日

こんにちは!Salon de YOKOです。

さて、今日はワインと健康のお話。

みなさんは「フレンチ・パラドックス」という言葉をご存知でしょうか。

「フランス人は飽和脂肪酸を多く含む動物性食品の摂取が多いのに、心疾患による死亡率が低い」という矛盾した現象のことです。

フランスといえば、ご存知の通り多くのワイン銘醸地を擁する国。この「フレンチ・パラドックス」現象に一役買い、心疾患死亡率を減少させているのが、赤ワインに含まれるポリフェノールです。

さて、ポリフェノールの活躍について説明する前に、まずは恐ろしい心疾患発症の要因ともなる「飽和脂肪酸」について説明しておきましょう。

三大栄養素の一つである「脂質」は脂肪酸で構成されていて、「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に大別されます。

このうち、「飽和脂肪酸」はお肉や乳製品など、動物性食品に多く含まれており、これらをたくさん食べるフランスの人々は多量に摂取していると考えられています。

飽和脂肪酸は一般的に融点(融ける温度)が高いため、摂取後も体内に蓄積しやすい傾向にあります。お肉の脂身、バターなど、いずれも常温では固形。このような脂肪は、飽和脂肪酸をたくさん含んでいる可能性が高いそうです。

(㊟:この飽和脂肪酸はさらに「短鎖脂肪酸」、「中鎖脂肪酸」、「長鎖脂肪酸」の3つに分けられます。このうち、中鎖脂肪酸は体内に蓄積されにくいことが分かっており、飽和脂肪酸がすべてよくないというわけではありません。)

さて、その飽和脂肪酸を多く含む動物性食品を過剰摂取し続けると、LDL(悪玉コレステロール)が血管壁に付着して血管が細くなり、血流を妨げたり、血栓ができやすくなったりして、心疾患発症リスクを高めます。

上述のようにそもそもLDLはコレステロールの一種で、それ自体が害を及ぼすわけではなく、問題なのは過剰摂取したLDLが血管壁内に入り込み、活性酸素によって「酸化LDL」に変わることだといわれています。

この「酸化LDL」こそが、真の悪玉コレステロールなのだそうです。

呼吸して生きている私たちにとって、体に取り込む酸素の一部は必ず活性酸素となるので、これは改善したいと思ってもできるものではありません。また、活性酸素にはウィルスや細菌の撃退などを行ってくれる「いい人」としての側面もあり、いわば「両刃の剣」なのです。

本来、人間は活性酸素から自分の体を守るためのシステムを持っているのですが、そのキャパシティ以上に活性酸素が増えてしまうとお手上げ状態となってしまいます。

ここで、救世主的に余剰分の活性酸素を消去してくれるのが、赤ワインのポリフェノールが持つ「
抗酸化作用」というわけです。

赤ワインに含まれる「タンニン」は、渋味成分として有名だと思いますが、実はこれも抗酸化作用を持つポリフェノールの一つ。長期熟成の期間中にワインが傷まない理由のひとつは、タンニンが酸化から赤ワインを守るからです。

赤ワインを飲むことでこれらのポリフェノールが体内に取り込まれると、LDLが酸化される前に自らが活性酸素と結びつき、身を挺して有害な酸化物の生成を抑えてくれるそうです。最強のボディーガードですね!

というわけで、赤ワインに「フレンチ・パラドックス」効果があること、お分かりいただけましたでしょうか。

でも、ポリフェノールがいくら最強のボディーガードだといっても、食べすぎ飲みすぎは禁物です。動物性食品もお酒も、適量を美味しくいただいて、健康に気をつけましょうね!


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