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Cafetalk Tutor's Column

Aoi Saito 講師的專欄

❀過去の演奏動画②❀イザイ:無伴奏ソナタ第2番よりObsession(妄執)-前奏曲

2020年11月7日 | 1 評論


こんにちは!ヴァイオリン講師のAoi Saitoです♬

今日は久しぶりに演奏動画を載せることにしました。

このご時世で生のコンサートに行く機会を逃している方もいらっしゃるかもしれませんが、気分転換やお子さんなどに興味を持ってもらえたら嬉しいです。


前回と同じコンクールでの演奏ですが、今回はウジェーヌ・イザイ作曲無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番より第1楽章《Obsession》という曲です♪

ベルギー人ヴァイオリニストのイザイは、名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・シゲティが演奏したバッハ《無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ》を聴き感銘を受け、自分もバッハに倣い同じく6曲からなる無伴奏ヴァイオリン・ソナタを作曲することに決めます。(前回の動画の曲がそのバッハの作品の一部です!)

全6曲はそれぞれ親交のあったヴァイオリニスト6人に献呈(プレゼントのような意味です)され、この2番はフランス人ヴァイオリニストのジャック・ティボー
に捧げられました。
バッハを意識して書かれているだけあって、冒頭は無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番前奏曲からの引用で始まります。
しかし数秒後には一転、激しいパッセージで断ち切られます。
そのやり取りが何度か繰り返された後、16分音符が続く無窮動的なパッセージの中からグレゴリオ聖歌《怒りの日》のメロディーが浮かび上がり、最後は駆け上り唐突に終りを迎えます。
題名の通り、何か強迫観念のようなものに取り憑かれ、藻掻いてるような印象を私はいつも受けます。

あまり聴いたことのないタイプの作品かもしれませんが、楽しんでいただければ嬉しいです。

Aoi Saito??


專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

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