豆辞典

Hiromi.O



「俳句」という言葉は、明治時代、正岡子規〔まさおかしき〕によって使われるようになりました。

俳句は江戸時代には俳諧と呼ばれていました。
この俳諧という言葉は、もとは「こっけい」・「おもしろ味」といった意味で、室町時代から江戸時代にかけてさかんに作られた連歌で使われていたものです。

連歌はもともとは、優雅な美の世界をめざすものでしたが、やがて本来の道からそれ、こっけいな言葉の遊びとなりました。次第に、連歌の上の発句(五・七・五の部分)が独立して鑑賞されるようになり、今の「俳句」のもとになりました。この独立したかたちのものを、「俳諧の発句」と呼びます。江戸時代には「奥の細道」の作者で有名な松尾芭蕉などが活躍し、広く庶民にも俳諧の文化が流行しました。

その後、明治維新後に登場した正岡子規が、新しい詩としてよみがえらせようと考え、「俳句」という名前をつけました。

そして今なお、その形態が継承されています。


薔薇は マリア・カラス
色具合が夜の室内に似合います。

專欄文章僅為講師個人觀點,不代表 Cafetalk 立場。

回應 (0)

登入之後,添加評論 登入 »

來自:

住在:

授課種類

講師會的語言

日語   母語程度
法語   日常會話程度

Hiromi.O 講師的人氣專欄

  • あけましておめでとうございます

    初日の出今年はあちらこちらで初日の出を見ることが出来た様子でした。散歩に出ると、初日(元日の太陽)はギラギラして、快晴のお天気でした。昨日までの太陽と同じですが、年が改まった感懐が伴うため、清く...

    Hiromi.O

    Hiromi.O

    0
    2539
    2023 年 1 月 4 日
  • みどりの季節

    みどりすがすがしい季節 先日は新しい方2名来られ9人での句会となりました。 「ボケ防止に来ました」とステッキをついてはじめて来られたKさん。 2時間は集中して頭の体操脳トレです。 句会の流れになん...

    Hiromi.O

    Hiromi.O

    0
    2536
    2023 年 5 月 29 日
  • 文化芸術の秋

    先日の月例の俳句会のレポートより 館内にはじまりを告げるアナウンスが流れ、教室に皆様集まり、台風の無事を確認しあいました。   白板に書かれている本日の席題は 台風 台風の句を最低1句入れて5...

    Hiromi.O

    Hiromi.O

    0
    2527
    2022 年 9 月 24 日
  • 糸瓜忌

     正岡子規(まさおかしき)辞世の句 9月19日が命日で、「子規忌」「糸瓜忌へちまき」と呼ばれる。 亡くなる前日に詠んだ俳句は すべて糸瓜を詠んだもの 糸瓜からとれる水は、痰を切る薬として使われてい...

    Hiromi.O

    Hiromi.O

    0
    2501
    2022 年 8 月 26 日
« 講師專欄首頁
線上客服諮詢