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なぜ英語を学習するのか: 理系科目の学習における英語の情報量という利点

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英語のもつ世界的な影響力

ご存じのように英語は世界中で話されています。そして英語を学習することには様々な利点があります。海外のエンターテイメントを楽しんだり、海外旅行をスムーズに楽しむこともできます。またビジネスにおいても海外からの旅行者の方と交流するなど、英語ができることにはたくさんのアドバンテージがあります。
 
ところで学校における授業を思い出してください。数学や理科といった科目は、英語とは別に学習していましたよね?「英語は苦手だけれど数学はできる」、逆に「数学はできないけれど英語はしっかりと勉強した」、といったご感想があるかもしれません。いやいや、「英語も理系科目もしっかりとできた」、というご意見もあるでしょう。いずれの場合においても、英語と、数学や理科といったいわゆる"理系の科目"は、"なんだか真逆のもの"、といった印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
 
実のところ、英語の影響力はエンターテイメントやビジネスだけにとどまりません。こうした理系科目の学習においても、英語を学ぶことが大きな助けになるかもしれません。この記事では英語のもつ、いわゆる理系科目の学習における利点を"情報の多さ"という観点から考えてみたいと思います。理系科目の学習に困っている方、その学習に興味のある方などの一助になれば幸いです。
 
 
*"理系科目"という言葉はよく使われると思いますが、正直なところあまり適切であるとは考えていません。経済の理解に数学は必要でしょうが、経済学部は理系でしょうか、文系でしょうか...? また理系に分類されるであろう生物学では分野によってはほとんど数学を扱いません。にもかかわらず"理系科目"という言葉は直感的には理解しやすいと思い、この記事ではあえて用いています。
 
 

科学における世界共通語としての英語: 情報量の多さ

いうまでもなく英語は世界の共通語として使われていますよね?でもこれは海外旅行におけるコミュニケーションやビジネスに限った話ではありません。科学の分野においても英語は共通の言語として利用されています。それでは、共通の言語として使われることにはどのようなアドバンテージがあるのでしょうか?
 
共通の言語として多く利用されるということは、論文や書籍、Web 上の記事などとして、多くの情報が英語で発信されると考えられます。実際Web 上の記事の数を比較してみてください。私たちが学習した"3平方の定理"、これは英語で "Pythagorean Theorem" といいますが、この英語表記の方が多くの記事を見つけることができました (2024/05/03 時点)。
 
もちろん、情報量が多いことがそのまま良いことであるとは限りません。不正確な情報に出くわすことも、もしかすると多いかもしれません。とはいえ、多くの情報を比較することにより、自分にとってわかりやすい情報を見つけることができるかもしれません。
 
 
少し英語から離れますが、次のセクションではこの"自分にとってわかりやすい情報"、について考えてみましょう。
 
 

理系科目の学習における、"自分にとってわかりやすい情報"を見つけることの重要性

数学や理科の学習において"自分にとってわかりやすい情報"を見つけることはとても重要です。ご存じの通りこれらの分野の学習は簡単ではありません。数学の学習につまづいた経験をお持ちの方は、決して少なくはないでしょう。数学の概念の理解にはわかりやすい説明が不可欠です。
 
個人的な意見を極端に言ってしまえば、わかりにくい説明からその概念を理解することは、"その概念を初めて作り出すのと同じくらい難しい"、気がします。数学における様々な概念はこれまでに数学者たちが作り出してきたわけです。その数学者たちと同じくらいに数学を理解しておかないと、わかりにくい説明は理解できない、というわけです。少なくとも、わからないものをそのまま眺めていても理解はなかなか進まない、と思います。
 
であれば、別の説明を見てみることはどうでしょうか?同じ概念が別の言葉や図によって、または違った視点により説明されていれば、すんなりと理解できるかもしれません。
 
例えばあなたがAさん、Bさんと一緒に話しているとしましょう。その時Aさんが何かを主張しました。ところが、彼の説明はなかなかに難解であり、あなたはAさんの主張を最初は理解できませんでした:
 
Aさん: 「...となるわけだよ。」
あなた: 「???えっ、どういうこと?」
Bさん: 「つまり、...ということだと思うよ。」
Aさん: 「そうそう、そういうこと。」
あなた: 「ああ、なるほど。」
 
この例では「えっ、どういうこと?」というあなたの疑問を聞いたBさんは、Aさんの説明を言い直してくれました。Bさんの説明はわかりやすく、あなたはAさんが言っていることを理解することができました。Bさんにとっては、Aさんの説明は少なくともだいたい理解できる内容ではありましたが、あなたにとってもそうであるとは限りません。あなたにはBさんの説明のほうがわかりやすかったわけです。
 
つまりわかりやすい説明、理解できる説明というのは人によって異なるというわけです。個人的な話ですが、大学生の時、専攻していた生物の勉強で苦労した記憶があります。生物の中で起こっている事象はとても複雑であり、1冊の本を使って勉強していてもなかなか理解できませんでした。そこで別の複数の本を用意しました。そして理解しようとしていた事象を説明した箇所を見比べました。すると、わかりやすい説明を見つけることができました(最もその説明を書いていた本が常にわかりやすかったかというと、別の事象においては別の本のほうがわかりやすかった、ということがよくありました)。同じ事象であっても説明の仕方は様々であり、私にとって理解しやすい説明、情報を見つける必要があったわけです。
 
 

英語を使って、"自分にとってわかりやすい情報"を見つける

さて、これまでの話をまとめてみましょう。理系科目の学習における英語の強みの少なくとも1つは、その情報量の多さです。英語で書かれた書籍やWeb 記事、動画など多くの情報に触れ、比較することにより、あなたに合った情報、説明を見つけていってください。
 
私のレッスンでは英語を使って数学などを学習する準備を始めることができます。日本語を使って始められますので、お気軽にお声がけください。もちろん、日本語で学習をしたい方も大歓迎です。
 
また生徒さんそれぞれに合わせた学習内容を提供しています。一つの説明で分かりにくい場合は、違った説明を提供するように心がけています。疑問点はどんどんご質問いただき、"あなたにとってわかりやすい説明"で理解を進めていきましょう。
 
 
 
*この記事の内容は著者の個人的な意見に基づいています。記事の内容の正確性などについて保証はなく、記事の内容を利用すること等に関して一切の責任を負いません。
 

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コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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