Thumbnail Image

英訳された和書を聴く その1「舟を編む」

Lotta

英語講師のLottaです。
目での読書を少々辛く感じるお年頃になったこともあり、Audibleでいろんなジャンルの本の耳読書を楽しんでいます。

最近よく聴いているのは、日本でヒットした作品を英訳し、ネイティブがナレーションをしているもの。
今日は、三浦しをんさんの『舟を編む』をご紹介します。
映画化、ドラマ化、アニメ化もされているので、あらすじをご存知の方も多いと思います。
邦題の『舟を編む』の意味は、「辞書は言葉の海を渡る舟、編集者はその海を渡る舟を編んでいく」ということらしい。

主人公の馬締(言葉に関する感性が鋭い変わり者の編集者)とそれを取り巻く人々との関わりが温かく描かれており、同時に、一冊の辞書を作るのにこれだけの熱量と時間がかかっていたのか!と気づかされます。

英訳されたタイトルは『The Great Passage』編纂される辞書の名前『大渡海』を訳したもののようです。

英訳された和書を読む(聴く)楽しみは、英語を学べることだけではなく、

・文化的背景がわかっているので、物語に入り込みやすい
・日本語で書かれた本との比較ができ、いろいろ考えさせられる
・タイトルだけとっても、意外な訳され方をしているところが面白い
・読み終わった後、海外からのレビューを読むのがとても楽しい! というところです。

全世界の人がこの本に触れて、
"I crazily love this book." "I felt Japanese culture."
"I felt a connection to all of the characters."などなどコメントしているのはとても興味深いです。

勉強の秋、読書の秋、
何をしようかな?と迷っている方は、「英語学習カウンセリング」でお話しませんか?

Added to Saved

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Lesson

Comments are not accepted for this post.
Premium ribbon

from:

in:

Lesson Categories

Language Fluency

Japanese   Native
English   Fluent

Lotta's Most Popular Columns

« Back to List of Tutor's Column
Got a question? Click to Chat