脳をハッキングすると人生が激変する~2024年年末、昨年と結局同じ私だと感じていませんか?~

Yuki.Kyoto

こんにちは、エンパワー

今日も自分の中に小さな明かりを灯していますか?

氣功師の有岐です。

 

いかがお過ごしですか?

今日はどんな1日だったでしょうか?

 

師走の慌ただしい雰囲気ですが、今のこのひと時、ホッとする時間を過ごして下さいね。背中や首に力が入って緊張していませんか?

「ハ~」と息を大きく深く吐いて、力を抜いて、ゆっくりと読んで下さいね。

 

 

 

今日1日、朝から今までの時間で何を思ったり、考えたりして、そしてその結果、どんな行動をしたか思い出せますか?

 

人は1日に6万回も思考しているそうです。

思考にも種類があって、1つ目は、問題を解決したり計画を立てるような【意思が明確で意識的な思考】、2つ目は、過去の出来事で悔んだり未来を想像して不安になったりする【無意識な思考】、そして、3つ目が「今日のお昼は何を食べようかな?」といった【繰り返しの習慣的な思考】です

 

 

そしてその6万回の思考のほとんどは無意識な思考と習慣的な思考」なのです。

 

 

私たちの脳はとても「怠け者」なのを知っていますか?

私たちの脳はコンピューターのように今までの経験や知識が集積されていて、毎瞬の出来事に対して新たに思考するのではなく、検索エンジンにかけて答えを出しています。

脳に蓄積されたデータとは、今までの成功や失敗の体験からの「こうしたら上手くいく、上手くいかない、これが正しい、間違っている」といったものなんです。

 

そして、実はこの自動思考「あなた」を操っているのです。

 

 

今まで「あなたの目の前にある問題、ずっと苦しんで解決できなかった問題」をどうにかしようと、努力や根性で取り組んできませんでしたか?

 

最後は神頼み!と思っても「なかなか上手くいった」と感じる事は難しかったのではないでしょうか?

 

わかります。

 

私こそが長い間苦しんで、だからこそ心理学や哲学、武術や氣功を体得して、そこに答えがあると求め続けてきた張本人です。もちろんそこに求めていたものがあるのは事実です。

 

でも私の不安や怖れが消え、目の前の問題が解決し、自分が「生きる道」を思うように創る事が出来るようになった、その「ベース」には1つだけこれだけは抜きにできないものを確信しています。

 

それは何か?

結論から言うと、それが「脳の仕組み」です。

 

「脳の自動操縦を見抜く」【脳に支配されるのでなく、意識的に脳を支配する】ことです。

 

 

 

 

 

あなたはいつも「目のまえに起こった出来事に対して考えた上で、自分自身で自覚して1つ1つ選択をしている」そう思っていませんか?

 

実はそうではないのです。

 

脳は超エネで、いかにエネルギーを使わないかに最大の重点を置いています。

だから、「今日はどこに食べに行こうかなあ?あそこの最近できたパスタのお店も食べてみたいし、ネットに載っていた定食屋さんもいいなあ・・・」そんな選択肢の中から店の場所やメニュー、予約時間やあれやこれや考えていると、だんだんめんどくさくなって、そして結局いつもの同じ所で同じものを食べる事になった経験はないですか?

 

これには「脳の仕組み」が大きく関係しています。

今年も来年のカレンダーが出回りって、この時期になると今年1年を振り返りますよね。

「来年こそは!」と毎年、新たなものに取り組もうと思うのですが、なぜかそれも長続きしないものです。そして昨年と同じ状態の自分がいる。

 

人生をより充実していきたいと思っているのに、なぜ進めないのでしょうか?

 

 

 

普段「今何を感じているのか?」「何を思っているのか?」「どう行動するべきか」に意識を置いて生きていない場合、つまり脳が何を思考して自分は行動しているのかに無意識な状態では、人は【生存モード】で生きています。

 

それは人間の原始的モードで、外側の敵から自分の身を守る為にいつも自分の意識が外側に集中している状態です。

その状態でいると、心は外部の力に振り回されるのです。

 

いつも誰かの言葉や、状況に振り回され、それに自分の心はいつも反応している、そんな状態です。

          

「自分で人生の操縦桿を握り、不安や問題がない毎日を送りたい。」

そうですよね。

ではその1歩が踏み出せない、あるいはその思いが続かないのはなぜなのか?

 

 

まずは「脳の省エネモード」、脳はエネルギー効率を最優先するという事を知る事からはじめましょう。

 

脳はエネルギーを多く消費する器官であり、新しいことを考えたり複雑な問題を解明するには大きな負担がかかります。だから、面倒だと思うと、脳は既存の習慣や記憶に基づいて対応しようとするのです。つまり、自動化です。

 

私たちの体は無意識の脳の領域に動かされています。

脳には「潜在意識」と呼ばれる無意識の領域をつかさどるところがあり、そこが私たちの思考や感情、行動を支配しているのです。

 

脈拍や心臓の鼓動といった体の機能も脳が支配しています。

もし「心臓を止めてみて下さい」と言われても、意識的に止めたり動かしたりできないですよね。体の臓器は私たちが意識しなくても、いつも完璧に消化、吸収、排出などの働きを行います。それは脳がコントロールしているんです。

 

 

他にもホルモンの分泌に関しても、脳がコントロール権を持っているんです。

ストレスホルモン」、これは私たちの心と体に大きな影響を与えますよね。

 

脳は生命を維持するためにそれらを出すようにプログラムされているんです。

例えば、女性が赤ちゃんを育てている時に、母乳を作る「プロラクチン」や、愛情ホルモンの「オキシトシン」、また妊娠後期に出産準備のために劇的に高くなる「エスロトゲン」、これらは完璧にその時期に必要な量が出されるようになっています。

これは、体が勝手に作るのではなく、脳が指令をだしているんです。

人間の体は本当に不思議ですよね。

 

 

新しい事に挑戦したり、今までの認識と違う方向から思考しようとすると、脳はデータから引っ張り出すことが出来ないわけです。脳がお得意のパターン認識ルーチン化が出来ない状況に陥ると、脳は沢山のエネルギーを急に必要とします。なるべくそんな事をしたくない脳は、「めんどくさい・しんどい」をいうストレス反応を感じさせるホルモンを「出すのじゃ」と命令して、私たちが新しい事に挑戦する事を邪魔してくるのです。

 

 

           

なぜそんな事をするんだろうと思いませんか?

会社の経費精算の経理担当者みたいなことをなぜするのでしょうか?

 

 

その答えは脳は体重の約2%しかありませんが、安静時でも全体のエネルギーの20%を消費するからです。1日に使えるエネルギーには上限があるからだという事。だからエネルギーを使うには優先順位があるのです。

新しいことを始めるとき、私たちは「不確実性」「未知」への恐れを感じます。新しい事には成功や失敗が伴います。だから脳は命の安全を優先し、失敗のリスクを回避したいのです。

そして脳はこの不快感を恐れるために、ホルモンを出してやる気を削ぐことで行動を抑制してくるのです。

 

 

 

その代表的なものは、次のようなものです。

 

1つは「コルチゾール」

これは感情が不安定になるといった影響が現れます。小さなことにも過剰に反応し、怒りやすくなります。。

また、認知機能やストレスに耐える力が低下します。不安感を抱きやすくなったり、傷ついた心の回復するのに時間がかかるのです。

 

そして心理的には、心身ともに疲れ果てる状態になることで、「新しい事をやってみよう」というモチベーションの諦めが起きたり、「行動に向かい合えない」倦怠感が生じるのです。

 

思い当たりませんか?

コルチゾールは心のエネルギーを消耗させてしまうホルモンなのです。

 

 

 

そしてもう1つは「アドレナリン」

アドレナリンが過剰に分泌されると、心理的、感情的影響が出ます。

コルチゾールと同じように、些細な状況にも過剰反応してしまいがちになり、不安感を感じます。そして心拍数が上がって、呼吸が乱れる事で体のコントロールが効かない恐怖感を引き起こしたりもします

アドレナリンが出ると、衝動的な決断や行動をしてしまい、冷静さを欠いた行動から後で後悔する事は、誰でも経験があるのではないでしょうか?

 

 

短期的にアドレナリンは、やる気のホルモンとも言えますが、長期に渡り分泌されると、心が疲れ果てた状態になってしまうのです。

今まで楽しいと思っていた事への興味がなくなったり、人間関係や仕事へのやる気が低下したりします。やる気と根性なんて脳の前では全く通用しないのです。

 

そういった心の疲労により、自分をコントロールする力が低下してしまうのです。

落ち込みからの回復がなかなかできず、悲しみやイライラの中から出る事が難しくなり、外からのストレスへの耐性が下がり、日常の些細な出来事でも心理的負担を感じやすくなっていきます。

 

 

 

もうだんだん腑に落ちてきましたよね。

私たちはそんな事になっているとも知らずに生きていると、出来ない事や続けられなくて成果が出せない事を自分が悪いと思って自信を失くしてしまうのです。

でもそれは違うという事です。

脳を野放しにしておくと、私たちの体や心は簡単にコントロールされてしまうのです。

 

 

 

もう1つ、よくある例を出しますね。

「断捨離すると人生が好転する」って聞いたことがありますか?

これは脳科学的にはこう説明できます。

 

部屋にごちゃごちゃと物が沢山散乱していると、普段生活している時にいつもその状況が目に入ります。すると頭で「片づけないと・・」と思いますよね。

でもなかなか忙しいと先延ばしにしてしまいますよね。

すると脳はどうなるのか?

 

 

脳は部屋が視野に入るたびに「片づけられていない」「どこから片付けようか?」とかなりのプレッシャーとストレスを感じ続ける事になってしまうのです。

すると先程のストレスホルモンがドバドバと長期間にわたって持続的に出ている状態となります。

 

視野に入った物を脳は「意味づけして処理」しようとします

答えが出るまで検索し続けます。

上限があるエネルギーを無駄に使っているんです。本当に使いたい時に頭が充電一杯でクリアな状態でいたいからこそ、「断捨離」がおススメなのです。

 

自分では人生を好転させたいと思っていても気持ちが落ち込みの停滞から抜か出せないのは、脳が出すストレスホルモンが原因です。

 

 

 

またこんな話をよく聞きます。

「気分が乗らないからまたネットサーフィンをしてしまった」「落ち込みの感覚が耐えられないので、また甘いものを過食してしまった」

それも脳の仕組みを知らないと、自分のせいだ思ってしまうのです。 

変われないのは自分のせいなのではなく、「自分の事を科学的、精神的な側面からしっかりと知る」、それが大切なのだという事なんです。 


 
この記事を読んで下さっている方は、自分の人生を良くしたい、または好転する本当に効果がある方法を知りたいと思っていると思います。 

今までいろんな事に挑戦してきた、あるいはしたけど思ったような結果を出せずに、また元に戻ってしまったように感じているかもしれません。 

今、上手くいっていないと感じたら、あなたの価値の認識を変えてみて下さい。 

 
自分の価値を誰かと比べる必要はないのです。 
今、自分が人生で培ったそれ「何か」は、それ以前はあなたの中にはなかったもの。 
それが今はある、これで十分なんです。 
今日自分がした小さな事にこそ、注意を向けてみて下さい。 

 

「今日はこれが出来た。昨日より成長した。」

 今日できた、小さなことに注意を向けるのです。他の人やまだ確定していない未来は放っておいていいんです。今は今しかわからないのだから。これからどうなるのかなんて、わからないんです。

だからこそ、昨日ではない「今日できた小さなこと」に1日の終わりに注意を向けて、自分を励ますのです。

 



 「幸せと成功は他人との比較ではなく、自分自身がつけた価値に基づくもの」 
②「人生の満足度(成功)とは、他者が上手くいった姿に影響されず、

自分の歩く道を1歩ずつ歩いていく事」 

 

 


宇宙にロケットを飛ばそうとする事も、初めは「やってみたい」という小さな気持ちから始まったはずです。 

お金があるから何かが出来ているのではなくて、結果が起きるにはそこに人の「意思や意図」があるからこそ、すべての物や出来事は目に見える結果となっているのだと思います。 

「こういう人になりたい」「人生でこれを実現したい」 


物語は「何がしたい」「こうなりたい」を決めないと、話は始まりません。

目の前に問題が山積みで、自分の人生をこうしたいなんて、そんな余裕はないと思っているかもしれません。
でも問題を解決したいという事は、

「今より良くなりたいと思っている」という事ですよね? 

じゃあ、どうなりたいですか? 

 
「自分はどうなりたいのか?」 
「何をしたいのか?」 


 これが目覚めて人生の操縦桿を握って生きるという事です。 
コルチゾールやネットサーフィン、落ち込んでやる気がなくなり停滞しながら・・・ 

そんな中でも「じゃあ、1歩だけ。何を行動すればいいのかな?」操縦桿を離さないでまず小さな事を1つやってみて下さいね。 




 人間は唯一動物と違う事があります。それは、「分別、理性」を使う事が出来るという事です。怒りの感情が起こっても、理性で脳の認識を変えられる唯一の生き物です。 


自分にとって嫌だと感じる出来事、それをそのままに放置していると、その出来事にああだこうだと自分が意味づけした「思い込み」に、「そうだそうだ」とエネルギーを与え続けてしまいます。

意識を向けたところにエネルギーは集まるのです。

上手くいかない、良くなりたいのにそうならないのは、自分の思い込みに自分がエネルギーを与え続けているからです。

 

あの人はこうだ、自分はこうだ、普通はこうだ、そんな言葉を繰り返していませんか?

「いつもの捉え方では上手くいかない」ことに気づいて、認識を変えていく習慣をつけると世界が変化し始めるのです。 

   

             


例えば、今日仕事でうまくいかない事があったり、プライベートで思うようにいかない事があった時、こう思ってみて下さい。 

【何年か後にきっと自分は、‟このうまくいかない事があったから、その後があったんだ”、またはあの時、‟じゃあどう改善したらいいのか?違う認識で捉えてみよう”と思ったからそこで人生の変化があったんだ”】


だから今はその物語の道の途中なんだ。その道を歩いているんだ。 
今は物語の結末ではなく途中なんだ。 

 

そう捉えてみて下さい。きっと皆さんの人生でも後から振り返ったら、あれがあったからこそ、変化が起きたという事があるかと思います。 

            
 
間違いない事は、「行動」する事で物語は進んでいくという事です。 

「簡単で出来ると感じる小さな事」を今、するんです。

 

脳が不快だと感じない程度の小さな事を、自分のバージョンで考えてみるんです。 
自分が好きな事、得意に感じる方法で何が出来るかを試してみるんです。 
そしてそれを毎日2週間続けてみて、実際に自分の変化をまずは実感する事をやってみる。 

これをゲームと思って人生がどれだけ変化するのか楽しんでみるんです。


 勉強なら、とりあえず机に座るだけでいい、本を開くだけでいい。 
人が怖いなら、靴を履くだけでいい、庭に出るだけでいい。 
本当に小さな1歩をまず2週間してみるんです。 

それが2週間できたら、「出来た、OKだ!」なんです。

きっと10日もたつと変化を感じるかもしれません。

 


脳は先ほども言ったように、急激な変化が嫌いです。

【根性とやる気のモチベーションはある一定期間しか持たない】事は科学が実証済みですよね。

根性とやる気では物語を進むことはできないのです。

もっと緻密に知的に「脳」をハッキングしていくのです。 

脳が「不快」に感じない小さな事を習慣にしていくと、脳のエネルギー信号が通るシナプスが形成されて太くなります。すると、その習慣の取り組みが「当たり前」になります。 


             

そうすると物語は次の章に入るんですね。小さな自分なりの「行動」を焦らずに自分だけの中で遂行していくのです。誰にも公言せずに。 

上手くいく人は、これをしています。

「言わない」のです。

誰かがあなたがする事に意見を挟むと、せっかくの計画は台無しになるからです。誰もあなたの物語の結末は理解できないくらい素晴らしいな事だからです。 

 

私たちにとって「脳」「感情・思考・行動」の理解は、人生の操縦桿を握るうえで、携帯の通知音が鳴るように、いつも意識に置くほど大切な事なんです。 

◆◆◆
外部からの刺激に自分がどう反応しているのかを意識的に気づく事。

自分の心の奥底にもう一人の自分がいて、自分が何にどう反応しているのか客観的に観る事が出来るようになってくると、目の前に問題が起こったとしても「私は大丈夫」と思える段階になります。 

 

*自分の不安や心配が一体何が原因かわからない 

*感情のコントロールが出来ず、思考が反芻する 

*取り組んでも上手くいかずに、途中で止まって元通りに戻る感じがする 


こころに不安を感じたら、一度レッスンを受けてみて下さい。 
私は「一瞬で悩みを消し去ります」みたいなことはできません。 
でも私はあなたが物語を歩く「羅針盤」です♡
エンパワLabo奈良 氣功レッスン【1回90分】

私を知る氣功レッスン
 
今日も最後まで有難うございました。 

氣功師の有岐でした??

 

 

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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