イタリア語講師のNoritaliaです。
今日のコラムのタイトルは、「語学を学ぼう!そんな時 ② 語彙のギャップってなに?」です。
教材の"ターゲット"とは
前回のコラムの続きとなります。
語学を学ぼう!そんな時 ① 教材は古いもの?新しいもの?
今年からイタリア語を学ぼうかな、外国語を学ぼうかな、と考えている方で、教材選びに迷っているケースがあるかもしれません。
外国語を学ぶには自分の目的を知ること。
その為に作られた教材を選ぼう。
前回のコラムはそんなお話でした。
その中で出てきた「語彙のギャップ」というお話について「教材を作る際のターゲット」という観点からお話したいと思いますo(^-^)o。
まずはLSとL2という観点
① LSはLa lingua straniera 外国語 (としてのイタリア語)
② L2はLa seconda lingua第二外国語 (としてのイタリア語)
と分けられています。
① 日本で勉強する外国語としてのイタリア語
② イタリアやイタリア語が母国語として話されている地域で学ぶ第二外国語としてのイタリア語
同じじゃないの?と思いますよね(^_^)。
どういう状況で、誰が学ぶのか、というターゲットとなる学習者に向けて教材は作られています(^-^*)/。
ですから、少し微妙に変わってくるのです。
語彙が違う→語彙のギャップを埋めるカギはここにある
言葉は生きています(^-^*)/。
一例を挙げてみましょう。
イタリアでは英語の言葉を使った単語(prestito 借用語)や、英語の言葉をイタリア語風にした単語(prestito adattato 適応された借用語)というものがこの近年本当に増えてきました。
これらの語彙が日常的に使われ、普段の会話でも聞かれるようになりました。
イタリア語のテキストも、時代の流れに沿って改訂されていくべきですね。
イタリア語の概要を学ぶ、という意味で文法本をしっかりこなす事は、日本人にとって大事な事ですo(^-^)o。
しかし実際にイタリアに旅行する、短期で語学留学する、となった時に現地で話されている語彙のギャップを感じる時はこのあたりにも原因があるのかなと思います。
言葉は生きている。オススメの教材はL2対象で比較的新しいもの。
会話をするのに大切なのは文法と単語の量。
文法は前回のコラムでお話したように、書き言葉が中心のイタリア語と、話し言葉で使うネオスタンダードがありますが、文法自体に大きな変化はありません(^_^)。
しかし語彙に関しては、最近のものや、今の時代で使われている単語も気にしてみると良いでしょうo(^-^)o。
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私のレッスンでは、日本でイタリア語を学ぶ生徒様(外国語としてのイタリア語 LS)に加え、イタリア在住の生徒様、駐在帯同の方に向けたレッスン(第二外国語としてのイタリア語 L2)も行なっています(^_^)。
レッスンの内容は微妙に変わりますし、生徒様とご相談しながら、使うテキストやオリジナル教材も変えています。
目標に合わせ、出来るだけ最短距離でイタリア語を学ぶお手伝いができるといいなと思います(^-^*)/。
次回は最後、「発音のギャップ」についてお話します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA
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