今日の話題は、【コミュニケーション力をあげる3つのヒント ② 外国語は右脳を使うか左脳を使うか】です。
どうぞお付き合いをお願いいたします。
日本人にとっての欧米語はどうやって習得するか
大きなテーマになりますが、短いコラムで少し考えてみたいと思います。
一般的に言葉を処理するのは左脳と言われています。
右脳は感覚・感性を処理すると言われていますね。
また、日本語はカタカナ・ひらがな・漢字と「書くこと」にとても重点が置かれ、日本人はより左脳を使っていると言われています。
一方イタリア語はアルファベットは1種類。今は文法よりも「発音・イントネーション」などに重きがおかれ、 より右脳を刺激する教え方が主流になっています。
主流になっている、と言っても「左脳をより使う私たち日本人」の中には、「感覚で音を捉える」ことが苦手な人もいれば、得意な人もいます。
「感覚で捉えましょう」という方針が合う人と、「文法から見ていきましょう」という方針が合う人と、日本人の中にも様々な人がいる、ということです。
左脳を使いがちの人は右脳を。右脳を使いがちの人は左脳を。
左脳を使いがちな人に多いのは、「目」を使うこと。
目で字を追いながら、目に頼ってしまうこと。
このような生徒様には、目を使わず、必ず何度も暗唱してもらいます。
右脳を使いがちな人に多いのは、「耳と口に頼る」こと。
耳で聞いて口から出そうとする事はもちろん良いと思います。
だけど、書いて目で確認する事も大事ですね。
このような生徒様には、質問を用意して発表してもらったり、書いてもらったりします。
さてさて。コミュニケーション力では右脳をよく使う
コミュニケーション力には、タイミングも大事。
少々文法的に間違いがあったとしても、フレーズや言葉、あいさつがタイミングよくできれば、相手と心が通じますね。
聞こえてくる音をそのまま受け入れ、自分もそれに近い音を出せる事も、きっと右脳が働いてくれるからこそ。
しかし外国語の習得には右脳・左脳どちらもバランス良く使うことが大切でしょう。
ただひらがな・カタカナ・漢字を扱う日本人にとって、右脳は意識的に使うようにしなければいけないのかもしれません。
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こういう私も、文法ガチガチで話せなかったタイプ。
その一つの原因に、イタリア語はレベルが上がれば上がるほど、文章が長くなる、ということがありました。
つまり、レベルが上がれば上がるほど、日常的にイタリア人が話す「普通のイタリア語」からどんどん離れていく、という大きな矛盾にぶち当たるのです。
連続コラムの最終回は、この矛盾について書いてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA
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