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“自分で弾ける”を育てる【前編】~導入期・初級(前半)の成長のポイントは定期レッスン

May K.

もっとピアノを楽しむために!

こんにちは、ピアノ講師のMayです!
小さなお子さんから大人の生徒さんまで、ピアノの楽しさを大切にしながら、
一人ひとりのペースに合わせた初心者~中級者向けピアノレッスンを行っています。


今回から2回にわたり、「定期レッスンの必要性」をテーマにコラムをお届けします。

♪この記事は、幼稚園年中さん~小中学生を対象として執筆しています♪


1では、ピアノを始めたばかりの導入期~初級(前半)にかけて、
定期レッスンがどのように基礎づくりや練習習慣の定着を支えているのかをお伝えします。

2では、初級(後半)~中級へと進む段階で、より音楽的な表現力や自分らしい演奏を
育てるための定期レッスンの役割についてご紹介します。

 

それぞれの時期に合わせたレッスンの大切さや、成長のヒントをお届けしますので、
ぜひ2回連載でご覧ください!

 


 

定期レッスンが成長のカギ!

「まだ始めたばかりだし、レッスンはときどきでもいいかな」
「家で練習しているから大丈夫かも?」

そんなふうに感じることがあるかもしれません。
中には「もっとできるようになってからでないと受講しにくい」と思う方もいるでしょう。

でも実は、導入期~初級(前半)のこそ、定期レッスンがとても大きな意味を持つのです。

 


 

導入期~初級(前半)のレッスンの役割とは?

この時期のレッスンでは、楽譜の読み方に加え、理解したことを指に伝える力を育てていきます。
これは「脳と身体の連携(神経の回路)」をつくる大切な時期。

すぐに忘れてしまうこともあるからこそ、間をあけずに繰り返し確認できる
定期レッスンが効果的
なのです。

 


 

正しい基礎を、楽しく身につける

導入期のレッスンでは、正しいフォームや指の使い方を身につけることがとても大切です。

毎週のレッスンで講師が確認することで、クセや誤りが定着する前に、少しずつ無理なく
修正していくことができます。

「こう動かすと弾きやすいよ」といったヒントも、理由やしくみを交えて丁寧に伝えながら、
自然と体で覚えられるようサポートしています。

 


 

「音楽って楽しい!」想像力と音楽をつなぐレッスン

導入期のレッスンでは、正しい基礎を身につけるのと同時に、
音楽に気持ちやイメージをのせる体験も少しずつ始めていきます。

ただ音を並べるだけではなく、「この曲はどんな気持ち?」「どんなイメージで弾いてみたい?」
といった問いかけを通して、音楽の楽しさや表現する心が自然と育っていきます。

このような経験が、これから先の音楽的な成長や、自分らしい演奏につながっていきます。

 

たとえば

  •  「うさぎがジャンプしている絵」
     「元気いっぱいに飛び跳ねる音で弾こう!」
  •  「夕方の風景の絵」
     「ちょっとさびしげに、ゆったりと歌うように弾こうか?」

絵やイメージと音楽をつなげる体験を通して「音楽って、気持ちをのせるものなんだ」
という気づきが、子どもたちの中に自然と芽生えていきます。

 


 

練習の流れを身につけ、習慣化へ

新しい曲に取りかかる際は、音楽の記号など、楽譜の基本ルールも都度確認し、
楽譜の読み方・リズム・練習の順序などを一緒に練習しながら進めることで、
自然と読譜力も育ちます。

レッスンでは、生徒さん一人ひとりの進み具合を見ながら、今の状態に合った
練習プランを提案しています。


たとえば、譜読みが不十分なときには片手ずつ丁寧に確認し、
指使いが定着していない場合は運指練習を重点的に。

また、フレーズを意識せずに弾いている場合には、音楽の流れを感じ取る
練習を一緒に取り入れるなど、必要なポイントに合わせてサポートしています。

こうしてレッスンで練習の手順を何度も体験することで、おうちでも
同じ流れで迷わず取り組めるようになり、自然と練習習慣が整っていきます。

 


 

定期レッスンが、確かな成長へとつながる

毎週レッスンを受けている生徒さんたちは、同じことを繰り返し練習する中で、
少しずつ「気をつけて弾く」意識が育っています。

最初はポイントが分からなかったり、レッスン内容を思い出せなかったり
しても、繰り返しの積み重ねによって、お家で「何を練習すればいいか」が
自分で分かるようになります。

こうして練習が意味のある時間へと変わり、新しい曲に取り組むときも、
自分で少しずつ改善点を見つけられるようになってきます。

 


 

おわりに:小さな積み重ねが、大きな成長に

毎回のレッスンの積み重ねが、「自分で弾けた!」という喜びにつながっていきます。

♬  ひとりで練習の進め方が分かってきた
♬ 弾けなかったところがレッスン後にできるようになった

そんな喜びと成功体験を少しずつ積み重ねることが、ピアノを続ける力になります。
私のレッスンでは、生徒一人ひとりに寄り添い、学びの土台を一緒に築いています。

このように定期レッスンは、生徒さんのリズムを整え、確かな成長へとつなげていきます。

 


 

「弾ける」から「伝わる」――次のステージへ

ピアノを始めて、少しずつ「自分で弾ける」喜びを感じられるようになったら、

 いよいよ次は音楽をもっと深く楽しむステージへ進むタイミングです。

 

これからは「どうやって音楽を表現するか」「自分らしい音をどう響かせるか」という

新しいテーマが待っています。

 

「第2部:音を育てるレッスンへ【後編】~初級後半・中級へのステップアップ」

へ続きます! 

 

☆☆ 第2部は1週間後に公開予定です。ぜひチェックしてくださいね!☆☆

 

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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