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第3回:リビングにて,背中で語る親

Junji or John

「勉強しなさい」と声を荒げる必要のない家庭には,共通するリビングの風景があるようです。
それは,親自身が「自分の学びや仕事に没頭している姿」を日常的に見せていることです。

中学生になると,子どもは親の言葉よりも「行動」をシビアに観察するようになります。
たとえ親が真剣な顔で画面を眺めていても,それが仕事のメールなのか,SNSでおいしいスイーツを探しているのかを,驚くほど正確に子どもは見抜いているものです。
勉強ができる子の親御さんは,口で指図する代わりに,自ら机に向かって資格試験の勉強をしたり,読書をしたり,真剣に仕事の資料を作成したりしています。

この「親も学んでいる」という空気感こそが,子どもにとって最高の学習環境になります。
親が集中している横で,子どもも自然と参考書を開く。
そこには「勉強は子どもだけの義務」という強制感はなく,「家族それぞれが自分の課題に向き合う時間」という健全な連帯感が生まれます。

また,親が学びを楽しむ姿は,「勉強は大人になっても続く価値のあるものだ」というメッセージを無言で伝えています。
中学生にとって,将来のロールモデルは一番身近な大人である親自身です。

「勉強しなさい」を飲み込んで,まずは,無意識に手が伸びてしまうスマホをそっと置き,「一冊の本」を開いてみませんか。
その静かな背中こそが,子どもの自律的な学習意欲を育む,何よりの教育書になるはずです。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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