「通じるけど不自然」を卒業する、その先のレベルへ

Jihye247

韓国語の学習をある程度続けていくと、多くの方が「文法的には間違っていないはずなのに、なぜか不自然だと言われる」という壁にぶつかります。これは教科書だけの学習ではなかなか気づけない、独学最大の落とし穴とも言える部分です。
 
私は日本語ネイティブでありながら、日常的にネイティブ韓国人とのやりとりも不自由なくこなしています。この「両方の視点を同時に持てる」という立場が、実はとても貴重だと感じています。ネイティブ韓国人の先生は、不自然な表現を「なんとなく変」とは感じても、それがなぜ変なのか、日本語話者がどういう思考回路でその表現にたどり着いたのかまでは説明しにくいことがあります。一方で私は、生徒が作った文章を見たときに、「日本語ではこう考えるから、こういう韓国語になりがちだけれど、ネイティブは実際にはこう言いますよ」という、両言語の橋渡しをした説明ができます。
 
たとえば直訳から来る不自然な語順、日本語の敬語感覚をそのまま持ち込んでしまったことによる違和感、頻度は低いのに教科書でよく出てくるせいで使いすぎてしまう表現など、パターンはさまざまです。これらを一つひとつ、「間違ってはいないけれど、こう言うともっと自然です」という形で添削していくことで、「通じればいい」というレベルから「自然に伝わる」というレベルへ、着実にステップアップしていただけます。中級以上の学習者の方にこそ、ぜひ体験していただきたい指導です。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
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