わかっているようで意外にわかっていない表現

Lisa.K

仕事に行く という英語表現ですが 皆様よく go to work をお使いになります。
ところが この work が名詞である ということをご存知ない方がとても多いことがお教えしておりましてわかりました。
つまり to が前についている為に これを to 不定詞 と取っていらっしゃるのです
同じことが get to work  にも言えます。
こちらの work も名詞なのですが やはり最初と同じように to 不定詞 と思っていらっしゃるのです

ところが この to は前置詞なのです
そしてこの work は the place where you do your job 
つまり 職場 workplace の意味になります


ですから go to work は 仕事(職場)に行く get to work は 職場に着く という意味になります。

この 職場 という意味の work ですが この他にも色々使いまわしがききますので 覚えておかれると便利です。

leave for work 仕事に出かける (これは仕事に行くのに家を出る つまり出勤する という意味になります。)

leave work 退社する 

この leave の使い方は とても大切です。 
for をつけるだけで意味が反対になりますからね。
因みに leave for Dallas で ダラスに向けて出発する leave Dallas で ダラスを出発する になります。

be at work 職場にいる つまり 仕事に行っている

おわかりになり易いよう 例文 を挙げておきます。

I go to work at 8 o'clock every day.
私は毎日8時に出勤する。

I got to work at 8 o'clock this morning. 
今朝は8時に職場に着いた。

What time does he leave for work?
彼は何時に(仕事に行くために)家を出るのですか。

I am going to leave work earlier than usual.
いつもより早めに退社するつもりだ。

She is at work.
彼女は仕事に行っています。

因みに get to work の get は arrive の意味です。
つまり arrive at my workplace ということになります。

この get to work ですが 結構ややこしくて  to begin 或いは to make a start の意味 つまり 始める という意味もあります

と言いますか これはイディオムで以前から存在しているのです

それで とても混乱します。

そして これはくだけた言い方になりますので やはりきちんとした表現をするなら この場合は begin working でしょう と考えます。
人には話し癖というのがありますし そのときの状況とか文脈によって判断をしなければならないことが多い言い回しです。
ですから 仕事場に着いた と明確にしたいときには arrive at work が一番良いかもしれません。
ただそういう使い方もありますので 知っておく必要があります。
聞こえてきたときわからないのは困りますから。

(そこに着いた というのに I got there. という表現がありますものね。道を聞くのに How can I get to the station? とかってのも英語教材には出てきます。ですから混乱してしまいます。この get to work は。実はこの記事を書くために WordReference.com
 に形を変えて2度質問をしました。ですが 様々な答えが返ってきまして やはり色々な 取り方 使い方 のある表現なんだという認識を新たにしました。)


go to work にしても 意味的には leave for work と同じと言えます
どちらを使うかは そのとき 或いは その人の言語習慣によります。
使い方によっては 或いは 相手の言語生活によっては go to work が arrive at work にもなり得るようです

因みに 日本人の英語表現でよく耳にしますのが

I went to work yesterday.

これは私は日本人ですので 仕事をしたんだな とわかるのですが 上記に書いたことからとても妙に感じます。

つまりわざわざ 家を出て仕事場に行った という必要はなく またそれが休日だったりしますと 職場に何をしに行ったのか みたいな感じにも取られる可能性があります。
昨日(日曜日だったんだけれど)仕事をした と言うのなら

I worked yesterday.

になります。

專欄文章僅代表作者個人觀點,不代表咖啡滔客的立場。

回應 (4)

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  • Lisa.K

    あらら 改行が反映されませんですし 削除も出来ませんですね。でも お分かりいただけるものと存じます。再度の失礼をお詫び申し上げます。

  • Lisa.K

    上の文に タイプミスがございました 編集機能が付いておりませんので こちらで訂正させていただきます > 不定詞を導く前置詞として この to が 載っておりますにで ⬇︎ > 不定詞を導く前置詞として この to が 載っておりますので 失礼いたしました

  • Lisa.K

    日本人は 英語学習の際 to不定詞 という言葉で習いますので混乱するのだと考えております。 仰いますように How can I get to the station? ですと to は前置詞でございます。 そして 不定詞であるということを分かりやすくする為に 動詞の前に付ける to は 前置詞ではございません 詳細は ⬇︎ をご覧くださいませ https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/to_2 不定詞であるということを明確にする為につく to と前置詞の to は 品詞が違っております。 困ったことに 英和辞書におきましては 不定詞を導く前置詞としてこの to が 載っておりますにで みなさま 混乱なさるのだと考えております。 何かご質問がおありでしたら 次回のレッスン時に説明させていただきます。

  • okei

    I go to work. もI go to school. と同様に、toは前置詞だと再認識しました。 get toは、「到着」を表すので、How can I get to the station?は、「どうすれば駅にたどり付けますか」という質問になりますよね。 How can I get there?と言い換えもできると思います。 toは、不定詞の一部にもなるし、到達点も表すし、方向も表すからややこしくなるのでしょうか。

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